X・アロンソはバルベルデを“レアルのジェラード”に出来るか 見たい攻撃能力の100%解放

レアルでプレイするバルベルデ photo/Getty Images

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アロンソはリヴァプール時代にジェラードと一緒にプレイしている

現役時代にはリヴァプールでも活躍した現レアル・マドリード指揮官シャビ・アロンソ。当時のリヴァプールでは、中盤とチーム全体の要であるスティーブン・ジェラードがいた。

今のレアルでジェラードに近いタイプのMFがいるとするならば、フェデリコ・バルベルデだろう。ジェラードと同じく攻守両面で何でもこなすことができ、目立った欠点がないオールラウンダーだ。

アロンソも就任当初からバルベルデについて「フェデはどこでもプレイできる。彼ほどのフィジカルを持つ選手はそう多くない。彼を指導できて幸せだよ。どの監督も彼のような選手をチームに迎え入れたいと思うだろう」と絶賛していて、英『The Guardian』はアロンソがバルベルデを『レアルのジェラード』に出来るか注目している。
バルベルデは現在開催中のクラブワールドカップ2025でも積極的にシュートを放つなど攻撃面で存在感を放っている。同メディアは、その起用法が当時のジェラードに似ていると分析しているのだ。

ジェラードは過去のインタビューでアロンソとのプレイについて、「アロンソは私を10番としてプレイさせてくれた。おかげで多くのシュートを打てたし、アシストも増やせた」と振り返っていたが、アロンソが中盤の底からゲームを組み立ててくれたため、ジェラードを高い位置へ押し出すことが可能だったのだ。

同メディアはバルベルデに同じ状況を作れるかと注目していて、バルベルデほどの選手を守備だけに走らせるのはもったいない。攻撃性をどこまで引き出せるかがカギとなりそうで、CWCでは良い兆しが見えている。

アロンソは「フェデはスティーブンと同じように色々なエリアでプレイしていると思う。でも今のシステムやバランスを考えると、2列目よりやや深い位置、6番の位置からスタートすることでさまざまなエリアに顔を出せると思う。彼には加速力があり、ラインを軽く突破してシュートポジションに入る能力がある。彼の長所は分かっているつもりだ。ゴール前でボールを受けてターンすることではなく、少し深い位置から前を向いて相手ゴールへ迫ることだ」と分析していて、新シーズンはバルベルデがゴールに関与する展開が増えるか注目される。

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