新ウイングを獲得できればバルサの攻撃陣は一気に厚くなる ハフィーニャ、ヤマルの負担軽減へ絶対に必要なウイングの補強

2024-25シーズンに大きな成功を収めたバルセロナ photo/Getty Images

N・ウィリアムズ獲得は実現しなかったが……

昨夏も話題に挙がっていたが、今夏もバルセロナはアスレティック・ビルバオFWニコ・ウィリアムズ獲得にトライしていた。ところが、バルセロナは以前より財政問題を抱えており、ウィリアムズを獲得しても選手登録が出来るか不透明な状況となっていた。

結局ウィリアムズはビルバオと契約を延長することになり、バルセロナ移籍は破談になったようだ。

気になるのはバルセロナの前線構成だ。ハンジ・フリックの下で2024-25シーズンはラ・リーガ、スペイン国王杯、スーペルコパを制するなど成功を収めることになり、その中心にはラミン・ヤマル、ハフィーニャの両翼がいた。

ただ、ウイングの層は決して厚くない。ヤマルやハフィーニャを休ませたゲームでは勝ち点を取りこぼすこともあり、スペイン『as』はバルセロナ側が今夏ウイングの補強を優先的に考えていると伝えていた。

ウィリアムズのようなウイングを獲得できれば、ヤマルやハフィーニャを休ませやすくなる。さらにハフィーニャは中央でもプレイできるため、トップ下での起用もプランに入ってくる。

最前線はロベルト・レヴァンドフスキが健在だが、ハフィーニャのトップ下起用でダニ・オルモの偽9番起用や、2024-25シーズンに予想以上の活躍を見せたフェラン・トーレスの最前線起用など、前線の構成はかなり柔軟になってくる。

これはベテランのレヴァンドフスキを休ませることにも繋がり、前線の選手層問題を解決できる。新シーズンにバルセロナがリーグ連覇、チャンピオンズリーグ制覇を目標とするならば、ターンオーバーできるだけの選手層が必要だ。

ウィリアムズ獲得失敗はそうしたプランを狂わせることになるが、バルセロナは新シーズンへ前線の構成をどう調整してくるだろうか。ウイングの獲得は複数タイトル獲得へ絶対のミッションか。

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