コンディションが整っている時の冨安は…… 英メディアも嘆くアーセナルでの終わり「誰もこんな形で終わることを望んでいなかった」 

アーセナルとの契約を解除することになった冨安 photo/Getty Images

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続いてしまった怪我

コンディションさえ整っていればワールドクラスのDF。アーセナル在籍中の日本代表DF冨安健洋は何度もこう言われてきた。

しかし、度重なる怪我で冨安のコンディションはなかなか100%に戻らなかった。2024-25シーズンも離脱が続き、4日には双方合意の下でアーセナルとの契約が解除されることに。

これを受け、英『Standard』は「関係者の誰もがこんな形でノースロンドンでの冒険が終わることを望んでいなかった。多くのことを約束した旅の悲しい結末だ」と冨安のキャリアを振り返っている。
冨安は指揮官ミケル・アルテタからの評価も高く、最終ラインの全ポジションをこなせる選手として重宝されてきた。2023年9月には「トミが安定したプレイを見せれば、チームの自信になるといつも言っている。それは我々にとって大きな財産だ。彼の守備は私がこれまで見てきた中でも最高クラスの1つだ。トミが最高の状態になれば、彼は我々にとって非常に重要な選手になる」と語っていた。

同メディアは、アルテタがこう語った2023年頃が1番良い状態だったと振り返っている。しかし良い時は長く続かず、情報サイト『Transfermarkt』によれば冨安はアーセナル在籍中に怪我で計690日間離脱し、クラブと代表で100試合以上を欠場することになった。

同メディアは残念だった怪我の1つとして2022-23シーズン終盤の怪我を挙げていて、当時は優勝争いの中でDFウィリアム・サリバまで負傷してしまっていた。

「冨安がコンディションを維持していたら、シーズン残りゲームでは彼がセンターバックに入っていたはずだ。しかしサリバと冨安の不在によってアーセナルの守備は崩壊し、タイトルへの挑戦は頓挫した」

優勝できたかは分からないが、終盤に負傷者が出たことで厳しくなったのは確かだ。大事なシーズン後半戦に離脱するケースが多かったのも厳しいところで、実力が認められているだけに悔しい別れ方となってしまった。

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