韓国の識者が「旭日旗を想起」と指摘 ニューカッスルがユニフォーム発表動画の当該シーン削除し謝罪

ニューカッスル監督のハウ Photo/Getty Images

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まさかの騒動

ニューカッスル・ユナイテッドが2025-26シーズンに向けて発表した新サードキットのプロモーション動画が、「旭日旗」に似た旗の映り込みにより物議を醸し、クラブが公式謝罪と動画の当該シーン削除に追い込まれた。

新サードキットは、1997-98シーズンのクラシックユニフォームをオマージュした青・緑・オレンジの配色で、アレクサンダー・イサク、元選手のファウステーィノ・アスプリージャ、ホナス・グティエレス、さらに歌手で熱狂的なサポーターとして知られるサム・フェンダーさんも登場するなど、華々しい顔ぶれで発表された。

しかし、SNSに投稿された動画の中に、第二次世界大戦中に日本の旧軍が使用していた「旭日旗」に酷似したデザインの旗が一瞬映り込んでいたことが判明。
クラブは「不適切な要素が含まれていた」として動画を即座に削除。後に編集を加えたバージョンを再投稿し、次のように謝罪声明を発表した。

「新しいサードキットの発表動画に、意図せず不快感を与える可能性のある旗が映り込んでいたとの指摘を受け、当該映像を削除し、今後のすべてのコンテンツからも除外するよう編集を行いました。ご不快に思われた方々に心よりお詫び申し上げます」

また、公式SNSでは「世界中のファンが楽しめるよう、該当シーンを削除した」との説明も添えられており、クラブは意図的なものではなかったと強調している。

問題の旭日旗はFIFAの国際試合では使用禁止とされており、2020年東京五輪でも韓国側が使用禁止を求めていたが、当時の大会組織委員会は「政治的意図はない」として容認していた。

ニューカッスルはこの夏、シンガポールと韓国でのプレシーズンマッチを控えており、動画の影響が現地で波紋を広げる可能性もある。

同キットは、8月16日のプレミアリーグ開幕戦(アストン・ヴィラ戦)で初披露される可能性がある。また、8月末にはUEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ組み合わせ抽選会も控えており、欧州の舞台でもこの新ユニフォームが披露される見込みだ。


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