トゥへルよりもイングランド代表監督にふさわしかった? U-21代表を欧州選手権連覇に導いたカーズリーこそA代表に必要な監督かもしれない

優勝を選手たちと喜ぶカーズリー photo/Getty Images

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若手のことを理解しているのは大きな強み

先日行われた決勝でU-21ドイツ代表を撃破し、U-21欧州選手権優勝を決めたU-21イングランド代表。イングランドは2023年大会に続いての連覇となったが、その両方でチームの指揮官を務めてきたのがリー・カーズリーだ。

カーズリーはA代表監督のガレス・サウスゲイトが退任した際にA代表の暫定指揮官を務めていたが、その職を離れてから再びU-21イングランド代表の指揮官に戻っていた。

現在A代表の方はトーマス・トゥヘルが指揮しているが、トゥヘル政権の立ち上がりはあまり評判がよくない。特に6月に行われた2026ワールドカップ欧州予選のアンドラ戦(1-0)、1-3で敗れた親善試合のセネガル戦で大きく評価を落とすことになり、トゥヘルには早くも厳しい視線が向けられている。メンバー選考にも疑問の声があり、来年のワールドカップへ不安な船出だ。
今のところトゥヘルの契約は2026ワールドカップまでとなっているが、英『Daily Mirror』はU-21代表の成績からカーズリーもワールドカップ後の後任候補に含まれるべきとの見方を示している。

これは納得のアイディアであり、世代別代表で若手を指導している点もポジティブ要素だ。世代が入れ替わる中でのU-21欧州選手権連覇は偉業であり、カーズリーは暫定的にA代表を指揮した際もきっちりと結果を残していた。ネームバリューではトゥヘルの方が上だが、カーズリーこそイングランド代表監督に適任なのかもしれない。

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