U-21イングランド代表が迫る欧州選手権連覇 若手の成長はA代表のEURO&W杯制覇に繋がるか「60年以上も主要タイトルを獲得できていない」

U-21イングランド代表は決勝へ photo/Getty Images

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現在スロベニアではU-21欧州選手権が開催されており、28日に行われる決勝のカードはU-21イングランド代表VSU-21ドイツ代表となった。

イングランドは前回の2023年大会も優勝していて、連覇に挑戦することになる。準々決勝ではスペイン、準決勝ではオランダを撃破しており、今の世代も強さを証明している。

そのチームで左サイドバックを務めるのがブライトンDFジャック・ヒンシェルウッドだ。ブライトンでも今季はリーグ戦26試合に出場して5ゴールを記録するなど、20歳のヒンシェルウッドは充実の時を過ごしている。
しかし本人は満足していない。現在参加しているのはU-21の大会であり、A代表のゲームではない。ヒンシェルウッドはイングランドA代表が長らくメジャータイトルから遠ざかっていることを理解しており、その流れを断ち切ることを目標に掲げている。U-21での成功に満足しているわけではないのだ。

「謙虚さを忘れてはいけない。これはU-21チームだ。監督(カーズリー)はいつもイングランドサッカーに対する人々の固定観念を打ち破る必要があると言ってい。A代表は60年以上も主要タイトルを獲得できていないからね。今のU-21世代にも素晴らしい選手が揃っているのは分かっている。2年前のU-21も凄くて、その選手たちが今トップでどんな活躍をしているかは見れば分かる。僕たちにとっては本当に刺激になるし、そのレベルに到達したいとのモチベーションになる」(『The Sun』より)。

今のU-21チームにはリヴァプールMFハーヴェイ・エリオット、DFジャレル・クアンサー、マンチェスター・シティMFジェイムズ・マカティー、アーセナルMFイーサン・ヌワネリ、ノッティンガム・フォレストMFエリオット・アンダーソンら実力者が揃っており、2年前のチームには大会MVPに輝いたニューカッスルFWアンソニー・ゴードン、リヴァプールMFカーティス・ジョーンズ、チェルシーMFコール・パルマー、DFリーヴァイ・コルウィル、バーンリーGKジェイムズ・トラフォードらがいた。

今のA代表で活躍するレアル・マドリードMFジュード・ベリンガムやアーセナルMFデクラン・ライスらを合わせ、今のイングランドの若手〜中堅世代は超豪華なタレントが揃っている。

あとはA代表の舞台で力を発揮するだけだが、この世代でEUROかワールドカップのタイトルを獲れるだろうか。

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