刑務所に11年間……かつて天才ボクサーと呼ばれた健文トーレス 37歳にして掴んだ世界前哨戦へ「敬意を払ってぶん殴る」「年内にベルトを巻く」

かつて天才ボクサーと称された健文 (写真:本人インスタグラムより)

復帰後は2連勝中

7月20日、キルギス共和国のビシュケク・アリーナで行われる「3150×LUSHBOMU7」の対戦カード発表記者会見が行われ、メインイベントでWBA世界スーパーフライ級10位・健文トーレスが、同級暫定王者デビッド・ヒメネスと対戦することが決まった。

健文の父は元WBC世界ライトフライ級王者ヘルマン・トーレス氏。兄弟やいとこもプロボクサーというボクシング一家だ。本人も将来を嘱望されたボクサーだったが、タクシー強盗などで2度収監。過去に合計11年間、刑務所で暮らした。

その後、24年5月に36歳でプロボクサーとして復帰すると、当時のWBO世界バンタム級1位レイマート・ガバリョに1回TKO勝ちし、続けて同8月には当時のWBO世界スーパーフライ級1位ケヴィン・ジェイク・カタラジャに対し判定勝利を収め、この試合まで漕ぎつけた。

そしてもしヒメネスに勝利すれば、正規王者フェルナンド・マルティネスへの挑戦権を獲得できる。

記者会見に出席した健文は、この世界前哨戦に向けての意気込みとして「何があっても必ず勝ちます」と語ると、相手の印象を聞かれた際には「タフネス。技術で上回りたい。決して弱い暫定王者じゃない。敬意を払った上でしっかりぶん殴ります。僕は必ず世界王者になります」と述べ、勝利を誓った。

また目標は年内にチャンピオンベルトを巻くことだと明かすと、最後はファンに対し「最高の瞬間を届けられるようしっかり頑張りますので、今後とも応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

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