レアル移籍のハイセンに対抗できる同世代DF? 19歳時点でアヤックス通算100試合出場を達成したオランダ代表DFの実力は本物なのか

アヤックスで成長するハト photo/Getty Images

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ビッグクラブも注目の逸材

先日ボーンマスからレアル・マドリードへの移籍が発表された20歳DFディーン・ハイセンは、世代を代表する特別なセンターバックと評価されている。

数年後には世界最高のセンターバックと呼ばれているかもしれないが、この世代でハイセンに対抗できるDFはいるだろうか。

ハイセンを狙っていたクラブはレアル以外にも数多くあり、リヴァプールもその1つとされてきた。結果的にハイセンを逃すことになったわけだが、英『Football Fancast』はリヴァプールにアヤックスDFヨレル・ハト(19)の獲得をプッシュしている。同メディアは、すでにオランダ代表デビューを果たしているハトがハイセンに対抗できる同世代DFと考えているのだ。
まだ19歳の選手だが、すでにアヤックスでは100試合以上をこなしている。また貴重なレフティーでもあり、センターバックに加えて左サイドバックも担当できる。リヴァプールでは左サイドバックのアンドリュー・ロバートソンのパフォーマンス低下も懸念されており、センターバックと左サイドバックに対応できるハトは理想の選手とも言える。リヴァプールでオランダの大先輩であるフィルジル・ファン・ダイクがプレイしていることも、ハトの適応を助けることになるだろう。

今季のリーグ戦でのスタッツを見ると、ハトはパス成功率89%、1試合平均タックル勝利数1.29回、ボールリカバリー数4.53回など、このあたりの数字はハイセンを上回っている。もっとも、エールディヴィジとプレミアリーグではレベルに差がある。まだオランダ国内でしかプレイしたことがないハトを単純にハイセンと比較するのは難しいだろう。

ただ、同メディアはポテンシャルではハイセンにも負けない逸材ではないかとハトを高く評価している。センターバックとしては182cmとサイズに物足りなさがあり、ここは195cmあるハイセンとの大きな差ではある。ハトがセンターバックとしてプレミアで戦っていけるかは未知数なところも多いが、将来的にハイセンと世界最高の座を争うDFへ育つだろうか。

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