寺地拳四朗がロス合宿を敢行 P4Pランキング上昇については「何もしてへんのに」と複雑な心境を明かす

7月には防衛戦を行うと予想されている寺地 photo/Getty Images

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9位に浮上

プロボクシングのWBA・WBC世界フライ級統一王者の寺地拳四朗が、米カリフォルニア州ロサンゼルスで合宿を行うため、16日に羽田空港に現れ、渡米前にメディアのインタビューに応じた。その中で、『The RIng』選定の最新パウンド・フォー・パウンド(P4P)ランキングについて言及する一幕があった。

寺地は3月13日に2団体王座統一戦で、WBA王者だったユーリ阿久井政悟に12回TKO勝ちを飾り、ライトフライ級に続いて2階級目の2団体統一王者となった。この実績が評価され、上述のP4Pランキングで、日本人では2位の井上尚弥、8位の中谷潤人に続いて10位にランクインした。

そして今月7日付で発表された最新のPFPランキングでは、寺地は一つ上がって9位にランクアップ。それについて聞かれると、寺地は「うれしいですけど」と述べるものの「複雑感はありますよね。何もしてへんのに」と心境を明かした。
それもそのはず、寺地はユーリ戦後は試合をしておらず、ランキング9位だったデビン・ヘイニーが試合を行い、評価を落とした兼ね合いで繰り上がったわけである。

ただ寺地はこれを前向きに捉え「上がる分にはありがたいんで」と今後は順位を落とさず維持するつもりであることも明かした。

以前、寺地はスーパーフライ級への挑戦に意欲を示しており、P4Pランキング6位のジェシー・バム・ロドリゲスとの対戦を要求していた。そこで勝てば一気に同ランキングで順位を上げることも可能だろう。

果たして今後、寺地がどこまで昇り詰めていくか注目だ。

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