レアル・マドリードがハイセン獲得へ事実上合意か 移籍金は約97億円で今夏即登録へ「チェルシーがほぼ契約寸前だったが……」

ボーンマスのハイセン Photo/Getty Images

主力確保へ

レアル・マドリードがディーン・ハイセンの獲得に動き、移籍が事実上合意に至ったという。クラブ間ではすでに必要書類のやり取りが始まっており、あとは公式発表のタイミングを残すのみとなっているようだ。まだ正式発表はされていないものの、スペイン紙『MARCA』は「すべての条件が合意済み」と報じている。

移籍金はボーンマスが保有する解除条項の全額、5,000万ポンド(約97億円)で、支払いは3回に分けて行われる。また、ユヴェントスには将来の売却益の10%が渡る契約となっている。さらに、アムステルダム出身の20歳が育成時代を過ごしたマラガにはUEFA連帯貢献金として約180万ユーロ(約2.8億円)が支払われる見込みだ。

レアルはハイセンのことを以前から評価していたが、当初はフィジカル面に不安があったという。しかし、今季のプレミアリーグでの活躍がそれを完全に払拭した。クラブは即戦力でありながら若く、アラバらの負傷問題により人員補強が必要なポジションにぴったりの存在と見なしている。

選手登録についてはFIFAが定める6月1日から10日までの移籍登録期間を利用し、ハイセンをクラブ・ワールドカップのメンバーとして登録する構えのようだ。解除条項の行使という明確な手続きにより、交渉を必要とせずスピーディーな移籍が可能となったと同紙は報じている。

実はチェルシーがほぼ契約寸前だったが、レアルの参入ですべてが一変。ハイセン自身は内向的な性格ながら、少年時代から「スペインのビッグクラブでプレイする」という目標を明確に持っていたという。2021年には家族と共にバルデベバスを訪問し、当時もレアル加入に迫っていたが、最終的にはトップチームでの地位を約束したユヴェントスに加入していた。

そして今回、いよいよその夢が現実になる。レアル・マドリードの新たなディフェンスの中核としてプレイする日も近い。

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