ブンデス最終節はフライブルク堂安律にとって複雑な一戦? 対戦相手フランクフルトはCL出場権逃せば堂安獲得を断念する方針

フライブルクの堂安律 photo/Getty Images

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移籍先候補とCL出場権かけて対決

ブンデスリーガは今週17日に最終節の全9試合が同時刻にキックオフとなる。そのうち日本代表MF堂安律の所属するフライブルクはフランクフルトと対戦を予定しているが、この試合の結果は堂安の去就にも大きく影響を及ぼすことになりそうだ。

ブンデスリーガでは4位までに来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の出場権が与えられることになっていて、現在フランクフルトが勝ち点57で3位、フライブルクが同55で4位、ボルシア・ドルトムントが同54で5位となっている。フランクフルトは、フライブルクに負ければドルトムントの試合結果次第で一気に5位に転落し、CLに出られない可能性もある。

CLの出場チームには高額の賞金が分配される仕組みになっていて、ドイツ紙『Bild』によれば、フランクフルトはそれを元手として今年夏に堂安をフランクフルトから引き抜くことを計画しているという。しかし、仮に最終節でCL出場権を逃せばその時点で堂安の獲得は断念、5位となってUEFAヨーロッパリーグ(CL)に出ることになれば、その賞金で堂安よりも割安のヨナタン・ブルカルト(マインツ)の獲得に動く方針であるとも同紙は伝えている。
フランクフルトは、今シーズン終了後に堂安をめぐる本格的な移籍交渉をフライブルクと始める予定とされているが、フランクフルトが移籍金として1500万ユーロ(約24億6000万円)を打診しているのに対してフライブルクは2000万ユーロ(約32億7000万円)を要求していることから交渉成立の目途は立っておらず、さらにイギリスメディア『SKY』によればボルシア・ドルトムントも堂安の獲得に興味を示していることから、フライブルクがさらに要求額をつり上げてくる可能性もある。

今年1月にオマル・マルムシュがマンチェスター・シティに移籍した際に莫大な移籍金を得ているはずのフランクフルトだが、堂安をめぐる過度なマネーゲームに参加するつもりはないようだ。

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