1200万ユーロで獲得した古橋が120分のプレイのみ…… 仏メディアよりレンヌの“幽霊新加入選手”と評されてしまった厳しい現状

レンヌでは上手くいっていない古橋 photo/Getty Images

今夏の移籍は避けられないか

今季序盤より苦しい戦いが続いていたフランス1部のスタッド・レンヌは、冬の市場で即戦力の補強に動いた。その中には成功例、失敗例の両方があるが、仏『Foot Mercato』より大失敗と評価されてしまったのがFW古橋亨梧だ。

セルティックでゴールを量産してきた古橋は、今冬にレンヌへと移籍。スコットランドからリーグ・アンへの移籍はステップアップであり、レンヌ側も古橋の得点力には期待していたはずだ。

しかし、ここまで古橋は6試合に出場したのみだ。プレイタイムは僅か120分となっていて、ゴールもアシストも記録していない。同メディアは現状の古橋について「幽霊新加入選手」と厳しい評価を下していて、双方にとってメリットのある移籍とはならなかった。

誤算だったのは、古橋の移籍早々に監督交代が起きたことだ。ホルヘ・サンパオリが解任され、1月末からは現任のハビブ・ベイェが指揮官を務めている。ベイェと古橋の相性は良くなかったようで、同メディアもその部分を指摘している。

「ベイェが初めてレンヌのベンチに入ったストラスブール戦で古橋は先発入りしたが、目立った活躍は見せられなかった。それ以来の彼は13試合で5試合に出場したのみで、ナント、リヨン、トゥールーズとのゲームではベンチからも外れた。確かに肩のコンディション不良もあったが、問題はそれだけではない。彼の特長が、ベイェの目指していたものとは一致しなかったからだ。古橋は前任のサンパオリのために獲得された選手だったのだ」

「古橋はプロ意識も高く、懸命にトレーニングに励んでいるという。その姿勢はチーム内で称賛されているものの、ベイェが同選手を頼りにしていないのは明らか。契約は2027年までとなっているが、今夏の移籍が予想される。レンヌにとって無視できないのは、古橋の獲得に1200万ユーロがかかったということだ」

現状レンヌでの序列が変化する可能性は低いか。セルティックからのステップアップは2026ワールドカップ出場を目指してのものと考えられるが、レンヌへの移籍はプラスにはなっていない。

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