ニューカッスルがトナーリ&ギマランイス弾で上位対決制し3位浮上! チェルシーは前半のニコラス・ジャクソンの退場響き差を縮められず

チェルシー戦でゴールのトナーリ photo/Getty Images

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セント・ジェームズ・パークでの一戦を制した

プレミアリーグ第36節、ニューカッスル対チェルシーの一戦が行われた。

同節で3位のマンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に引き分けており、この試合の勝者は勝ち点66で、シティを抜いて3位に浮上することになる。

ファーストチャンスはアウェイのチェルシー。1分に右CKを獲得。キッカーのエンソ・フェルナンデスはニアサイドにクロスを送るも、相手DFに跳ね返されてしまう。
2分、ニューカッスルが先制。左サイドの深い位置でアンソニー・ゴードンが倒されるも、味方が素早く回収し、右サイドに展開。ジェイコブ・マーフィーがダイレクトでクロスを供給し、サンドロ・トナーリがファーサイドでフリーで合わせ貴重な先制ゴールをチームにもたらした。

13分、右サイドでアレクサンデル・イサクとのシンプルなワンツーで抜け出したバーンズがクロスを送る。ボックス内でブルーノ・ギマランイスがシュートを放つも、枠は捉えられない。

序盤は両チームが相手のビルドアップに積極的にプレスを仕掛けていく。そのため後方からのロングボールが多くなるが、その際にセカンドボールを回収しているのはホームのニューカッスルだ。

20分、チェルシーがコール・パーマーを中心とした猛攻から右CKを獲得。ショートコーナーから素早く展開し、モイセス・カイセドがアーリークロスを送るも、ニューカッスルの守護神ニック・ポープに回収されてしまう。

チェルシーの攻撃の司令塔であるパーマーはハーフウェイラインまで下がってボールを預かり、攻撃を組み立てようと試みるも、中央は固く閉ざされており、浮いたパスは相手DFに跳ね返されてしまう。

35分、ニコラス・ジャクソンにレッドカードが提示される。スヴェン・ボットマンに接触した際の腕の振り方の印象が悪く、VARのオンフィールドレビューの末、主審から退場が宣告された。

後半チェルシーはノ二・マドゥエケに代えてリース・ジェイムズを投入した。

CFのジャクソンを失ったチェルシーは中央ではなく、サイドから攻撃を前進させている。右はペドロ・ネト、左はマルク・ククレジャが深い位置を取っている。

55分、ニューカッスルが選手交代。エディ・ハウ監督はボットマンに代えてルイス・マイリーを送り出す。

62分、チェルシーがニューカッスルゴールに迫る。パーマーから浮いたパスを受けたククレジャがボックス内左からフリーでシュートを放つ。ボールは相手DFの股を抜いて枠を捉えるも、ポープが腕を伸ばしシュートをはじき出す。

リードを広げたいニューカッスルが64分に選手交代。ゴードンを下げ、エミル・クラフトがピッチに入る。

73分、左サイドでの展開からバーンズがボックス内に侵入。しかし、レヴィ・コルウィルが立ちはだかり、シュートまで持ち込めない。

74分、チェルシーが2枚代え。トレヴォ・チャロバー、ロメオ・ラヴィアを下げ、ジェイドン・サンチョ、マロ・ギュストを投入する。

82分、人数不利でも攻勢にでたチェルシーがエンソのシュートから右CKを獲得。キッカーのリースはアウトスイングのクロスを送るも、長身のダン・バーンにヘディングではじき出されてしまう。

後半アディショナルタイム、ニューカッスルがようやく追加点をゲット。右サイドからサイドチェンジのパスを受けたバーンがギマランイスに預けると、ペナルティエリア手前の左から右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。序盤の先制後、追加点を挙げられず、やきもきする時間が続いたニューカッスルだが、ブラジル代表MFの一撃で試合を決めた。

勝ち点3を獲得したニューカッスルがシティを下して3位に浮上。来季のCL出場に向けて大きな一方踏み出した。

ニューカッスル 2-0 チェルシー

ニューカッスル
2分 サンドロ・トナーリ
90分 ブルーノ・ギマランイス


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