大会史上屈指の名勝負!インテルがバルセロナとの激闘を制してCL決勝進出!

決勝点を決めたインテルのフラッテージ photo/Getty Images

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またしても点の取り合いに

6日(現地時間)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグでインテル・ミラノとバルセロナが対戦し、インテルが4-3で勝利した。

両チーム合わせて6ゴールが生まれた1stレグ同様、この試合でもインテルが先手を奪う。21分、バルセロナ陣内でボールを奪ったフェデリコ・ディマルコがマルクス・テュラムにスルーパス。バルセロナの背後に抜け出して相手ゴールキーパーと1対1になったテュラムが最後は冷静にゴール前にいたラウタロ・マルティネスにラストパスを送り、マルティネスがこれを冷静にゴールに流し込んでインテルが先制する。

先制点を奪われた後、バルセロナは同点をめざして前に出るが、逆にカウンター攻撃から痛恨の2失点目を喫してしまう。42分、ハカン・チャルハノールのスルーパスに反応して左サイドからバルセロナのペナルティエリア内に侵入したマルティネスがバルセロナのパウ・クバルシに倒され、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)判定の結果インテルにペナルティキックが与えられる。これをチャルハノールがゴール左隅に決め、インテルがリードを2点に広げて前半を折り返す。
後がなくなったバルセロナは後半開始直後からインテルを圧倒。すると54分、ジェラール・マルティンの左サイドからのクロスをファーサイドにいたエリック・ガルシアが右足で合わせて1点を返すと、60分には再びマルティンが左サイドからゴール前にアーリークロスを供給。これをファーサイドにいたダニ・オルモがヘディングでゴールに叩き込んでバルセロナが一気に同点に試合を振り出しに戻す。

そして88分、インテルのペナルティエリアの手前付近でボールを受けたバルセロナのペドリが左サイドにいたハフィーニャにパスを供給。ゴール前でフリーだったハフィーニャが放った左足のシュートはインテルの守護神ヤン・ゾマーにブロックされたが、そのこぼれ球をハフィーニャが今度は右足で押し込み、バルセロナが終盤で逆転に成功する。

しかし、インテルも最後まで諦めない。後半アディショナルタイム3分にデンゼル・ドゥンフリースが右サイドからグラウンダーのクロスをゴール前へ。これを前線に走り込んできていたフランチェスコ・アチェルビが右足で合わせてインテルが土壇場で3-3の同点に追いつき、試合は延長戦に突入する。

そして延長戦に入った99分、この日途中出場のインテルのダビデ・フラッテージが大仕事をやってのける。右サイドを突破したテュラムがグラウンダーの折り返しをゴール前にいたマルティネスに送り、これをマルティネスはダイレクトでフラッテージへ落とし、最後はフラッテージが冷静にコースを見極めて左足でシュートをゴールに流し込んでインテルが再び1点のリードを奪う。

その後インテルがバルセロナの猛攻を全員守備でしのぎ切り、4-3でタイムアップ。インテルが大会史上に残る激闘を制して決勝進出を果たした。

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