投手補強を成功させるドジャースにカーショーの居場所はあるのか? ゴメスGMが改めて球団一の功労者との再契約の意志を強調

オールスター選出10回を誇るカーショー photo/Getty Images

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現在はFAの状態

これまでドジャース一筋で活躍してきたクレイトン・カーショー投手の去就が注目されている。

カーショーといえば、通算212勝を誇り、サイ・ヤング賞3回、最多勝3回、最優秀防御率5回、など数々のタイトルを獲得してきたスーパースター。ただそんな彼も36歳となり、シーズン30登板を超えた全盛期のような活躍は望めなくなってきている。しかも2024年はケガに泣き、キャリアで最も挫折を味わったシーズンとなってしまった。

彼は2024年のオフシーズンに肩の手術を受けると、回復にシーズンの前半を費やし、終盤に復帰するもわずか7試合の出場にとどまった。その後、今度は左足の指の負傷により故障者入りを余儀なくされ、ポストシーズンはチームが総力をあげて勝ち進む中、ベンチからのサポートに徹するしかなかった。
そして、そんな彼を尻目に、ドジャースは今オフシーズンに次々と投手を補強。佐々木朗希に加え、2度のサイ・ヤング賞受賞者であるブレイク・スネルを獲得し、先発陣も豪華な顔ぶれが揃った。また今季は大谷翔平が再びマウンドに戻ってくることが想定され、ここにきてカーショーがこのチームでローテーション入りする余地について疑問視する見方が出てきている。

またこの大投手は現在、フリーエージェントとなり所属先が決まっていない状態だ。一部では退団の可能性についても言及されている。

そんな中、『Sports Illustrated』によると、ドジャースのGMブランドン・ゴメスが、ドジャースの生え抜きであり、一番の功労者でもある彼の再契約を改めて強調したことがわかった。ゴメスGMが、「ドジャースが新たに契約した選手たちも、カーショーとの再契約に対する関心を変えていない」と語ったという。

FAの状態にもかかわらず、カーショーは佐々木の勧誘ビデオに登場するなど、球団との関係は良好であることが窺える。それだけに今回のGMの発言は、彼に対する憶測を蹴散らすものとなるかもしれない。

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