イングランド代表復帰に相応しい選手がGKにもいる? 今季47試合で “23回”のクリーンシートを記録する31歳

代表復帰が期待されるまでの復活 photo/Getty Images

マイカ・リチャーズが称賛

3月のブラジル代表、ベルギー代表との親善試合に向けたメンバーを発表したイングランド代表。

イヴァン・トニーが1年ぶりの復帰を飾り、ジョー・ゴメスが約3年ぶりの復帰となった中、もう一人復帰が期待されていた選手がいる。レンジャーズに所属するジャック・バトランド(31)だ。長年ジョー・ハートに次ぐ第2GKとしてイングランド代表に名を連ねていた同選手は2018年のロシアW杯以降、代表からは遠ざかっている。

バトランドは守護神の座を今季は奪われているアーロン・ラムズデールや怪我から復帰後、数試合ででいなかったサム・ジョンストン、現在も怪我をしているニック・ポープに代わって、ジョーダン・ピックフォードのバックアッパーとしての招集が期待されていた。
残念ながら今回、約6年ぶりとなる復帰を果たすことができなかったバトランドだが、レンジャーズで再び輝きを取り戻した同選手の今季のパフォーマンスを元イングランド代表のマイカ・リチャーズ氏は絶賛している。

「彼は我々が大きな期待を寄せていたGKの一人だった。ジョー・ハートが入ってきたとき、みんながバトランドのことを話していたことを覚えているよ。彼は試合でいくつかのエラーを犯したが、レンジャーズに移籍し、毎週良いプレイをしていた。(ヨーロッパリーグの)ベンフィカ戦では、彼は傑出した活躍を見せた。私はオリンピックで彼と一緒にプレイしたが、彼は自信を持っていた。物事が特にうまくいっていないときでも自分をバックアップすることがGKには必要だ。彼は自分自身を信じているし、それが(代表に)入るかどうかの問題にまで彼を戻したのだと思う。彼がチャンスを得た可能性があることをうれしく思う」(『METRO』より)

EURO2024のメンバー発表前の最後のテストマッチに選ばれなかったため、6月の本戦のメンバー入りも厳しいかもしれないが、今季47試合の出場で23回のクリーンシートを記録するバトランドは代表に復帰してもおかしくない活躍を今シーズン見せている。

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