ホワイトはイングランド代表に呼ばれたくない サウスゲイト監督明かす

アーセナル右SBのレギュラーであるホワイト photo/Getty Images

カタールW杯では中途離脱も

イングランド代表は国際親善試合に向けたメンバー25名を発表。1年ぶりの復帰となったブレントフォードFWイヴァン・トニーや、約3年ぶりの復帰となったリヴァプールDFジョー・ゴメスなどが話題となっている。

一方、プレミアリーグで高いパフォーマンスを発揮し続けているにもかかわらず、代表に入らない選手もいる。現在プレミア首位のアーセナルDFベン・ホワイトだ。チェルシーのリース・ジェイムズやリヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドの離脱によって層が薄くなっている右サイドバックには最適の人材と思えるが、やはり今回も招集はなかった。

イングランド代表のサウスゲイト監督は、ホワイトが選ばれない理由を招集拒否だと明かしている。英『Daily Mail』などがコメントを伝えた。
「調子を考えれば、明らかに彼は出場に値しないと言うことはできない」

「先週(アーセナルSDの)エドゥから電話があって、ベンは現時点ではイングランド代表に選ばれたくないんだと言われた」

「私にとっては残念なことだよ。彼がブライトンにいるときにEUROへ連れて行った選手だし、ワールドカップにも連れて行った」

サウスゲイトはカタールW杯でホワイトが中途離脱したことにも触れ、大会後にホワイトと話をしたことも明かしている。アシスタントコーチのスティーブ・ホランドと確執があるのではとの見方があるが、サウスゲイトはこれも否定している。

「我々の間にはなんの問題もないよ。スティーブ・ホランドについても問題ないと言わなければならない。そのことに言及した記事を見たが、私はそれが気に入らない」

高い守備力と状況判断能力、偽サイドバック的な動きもこなせる頭の良さを兼ね備えたホワイト。一番手となってもおかしくない実力の持ち主だけに、サウスゲイトとしては悩ましいところだ。逆にリーグ優勝を目指すアーセナルにとっては、代表でのケガや疲労のリスクを減らせるためホワイトの招集拒否はありがたいとも言えるが、彼はもうイングランド代表でプレイする気がないのだろうか。

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