ケインではなくワトキンスのCF起用を提案 シアラー氏が考えるEURO2024に向けたイングランド代表の新たな攻撃オプション

今季絶好調なワトキンス photo/Getty Images

ケインを10番で起用か

ハリー・ケイン、デクラン・ライス、フィル・フォーデン、ブカヨ・サカ、ジュード・ベリンガムなど数えたらキリがないほどスター選手を擁するイングランド代表。

6月に開催されるEURO2024の優勝候補の1つであると考えられているが、今月の後半にあるブラジル代表とベルギー代表との親善試合が最後のテストになることもあり、メンバー選考に大きな注目が集まっている。

そんななか、元イングランド代表のアラン・シアラー氏はライス、ベリンガム、ケイン、フォーデン、サカが前線6人のうち先発が確実な5名だと語った。そして、1つ足りないポジションとしてCFを挙げ、そこに今季アストン・ヴィラで素晴らしいパフォーマンスを残すオリー・ワトキンスを採用する新たな攻撃オプションを語った。
「オリー・ワトキンスを9番の役割でプレイさせる。ケインは10番の場所に降りてきてプレイできる。彼はそこで問題なくプレイでき、イングランド代表、トッテナム、バイエルン・ミュンヘンで重要な役割を果たしてきたことがあることは周知の通りだ」​​(英『The Athletic』より)

シアラー氏はCFにワトキンス、トップ下にケイン、両ワイドにサカとフォーデンを配置し、中盤の深いところにベリンガムとライスを置くフォーメーションを新たな攻撃のオプションとして提案した。

さらに同氏は「いつも言っていることだが、ディフェンダーが嫌がるのは、自陣のゴールに向かって走って戻ることだ」とも語っており、常に背後を狙い、ゴールを狙うワトキンスを最前線に置くフォーメーションは相手にとって脅威になると考えている。

オフ・ザ・ボールの動きも良く、スピードと足元の技術をもつワトキンスをかつてのイングランド代表FWジャーメイン・デフォーの姿にも重ねているシアラー氏。今季公式戦37試合で21ゴール10アシストをマークするワトキンスはイングランド代表に新たなオプションをもたらす存在として代表メンバーに名を連ねることができるか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ