チルウェルは「ジョン・テリーの役割」を受け入れる まだ27歳なのに上から4番目の“ベテラン”が思うのは

チルウェルはチェルシーではベテランだ photo/Getty Images

チェルシーは若手中心のチームだ

プレミアリーグで中位に低迷するチェルシーだが、昨季王者マンチェスター・シティと互角の戦いを演じるなど、ここのところコンディションの良さをうかがわせている。今季は負傷者が重なったうえに、チームは20代前半の若者が中心。マウリシオ・ポチェッティーノ監督をもってしても、建て直しは一筋縄ではいかない。

そんななか、シニア選手としての心構えを『THE Sun』でDFベン・チルウェルが説いている。チルウェルはまだ27歳だが、今のチェルシーにおいては年長者。今季は副キャプテンとしてピッチでキャプテンマークを巻くことも多い。

「実際に年をとったと感じることもあるよ。セッションを始める前にジムにいても、若い子たちはみんなはしゃぎ回っている。以前は僕もちょっかいを出していたけど、時々疲れて座って、関わる気になれないこともあるよ。そんな気にならないんだ」
「もしかしたら、数年前より少し成熟したのかもしれない。そう感じる瞬間だ。僕も若者の一員でありたいと思っているけど、四六時中それに参加するエネルギーはないんだ。チェルシーに参加したとき、僕も若い選手の一人として入ったけど、ここ数年で年長の選手の一人になった」

『THE Sun』は、「チルウェルはジョン・テリーの役割を引き受けた」と表現している。ジョン・テリーやフランク・ランパード。かつてチェルシーにはリーダーの資質をもつ年長のプレイヤーがいて、チームを引っ張っていた。チルウェルは27歳ながら、チアゴ・シウバ、マーカス・ベッティネッリ、ラヒーム・スターリングに次ぐ年長者で、リーダーとして振る舞うことを自覚し始めたのかもしれない。

「僕が入ったとき、ここにはたくさんのリーダーがいた。僕たちは基準を知っていた。新人選手として、トレーニングや試合で何が期待されているかを知っていたんだ。上級選手として、僕は毎日基準を設定する役割を果たさなけれればならない。今のプレミアリーグに簡単な試合はない。38の厳しい試合と、カップ戦もあるからね」

リヴァプールとのカラバオカップ決勝が目前に迫るチェルシー。チルウェルはリーダーとして、若きチームをまとめることができるか。

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