遠藤航はリヴァプールにとって“掘り出し物”だった? カイセドの7分の1の移籍金で「大きな利益をもたらした」

遠藤の価値は高まっている photo/Getty Images

加入当初は適応に苦しんだが……

プレミアリーグ第26節、リヴァプールはルートン・タウンと対戦。先制点を許すものの4−1で逆転勝利を収めた。日本代表MF遠藤航はフル出場だった。

適応に苦労し、多くの批判にもさらされていた遠藤は、今やプレミアリーグで首位を走るリヴァプールで堂々たるプレイを披露している。英『The Athletic』は、争奪戦の末チェルシーへ移籍したMFモイセス・カイセドと比較して、遠藤を「掘り出し物」と評価した。

「チェルシーが高額な移籍成立(カイセドの移籍金、推定1億1500万ポンド)を喜んだのは束の間だった。首位リヴァプールとの勝ち点差は25。その値札に見合うだけの活躍ができていないカイセドの7分の1の値段(推定1600万ポンド)で、遠藤はリヴァプールに大きな利益をもたらした」
「アレクシス・マクアリスターは前でプレイできるようになり、遠藤は守備の盾として優れた働きを見せている。ブレントフォード戦とルートン・タウン戦での闘志溢れるパフォーマンスは、ウェンブリーに向けて良い兆しだ。ルートン戦では、53本のパスのうち50本(94%)を成功させ、3度のチャンスを演出。ポゼッションを獲得したのは6回で、リヴァプールでこの数字を上回ったのはDFフィルジル・ファン・ダイク(7回)だけだった」

移籍市場が開くたび、潤沢な資金を武器にプレミアリーグのクラブは有名選手の争奪戦を繰り広げる。しかし、高額の移籍が必ずしも実を結ぶとは限らない。同メディアは遠藤が少ない移籍金で成功した良い例だと締めくくっている。

「問題に対する解決策を見つけるのに、高額の買い物をする必要はないということを遠藤は証明している」

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