リヴァプールでの出場は “13分”に終わったが…… フィオレンティーナで輝きを取り戻すアルトゥールの復活劇

チームの中心として躍動 photo/Getty Images

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シャビ2世とも言われた男

現在はフィオレンティーナでプレイするMFアルトゥール・メロ。

2018年にブラジルのグレミオからバルセロナへの移籍を果たした同選手は「シャビ2世」とも呼ばれ大きな注目を集めていた。しかしバルセロナで絶対的な存在になるまでには至らず、2020年にMFミラレム・ピャニッチとのトレードのような形でユヴェントスへ移籍。

ユヴェントスでも期待された以上のインパクトを残すことができなかったアルトゥールは、2022年にリヴァプールへのレンタル移籍を果たす。ビッグクラブで居場所を見つけたかった同選手だが、リヴァプールではわずか1試合の出場で、プレイ時間は13分のみだ。
リヴァプールでのシーズンの大半を怪我での離脱で過ごした同選手は昨年夏に今度はフィオレンティーナへのレンタルが決まった。バルセロナ、ユヴェントス、リヴァプールでうまくいかなかった同選手だが、今シーズンはフィオレンティーナの中心的選手として躍動。

フィオレンティーナは今シーズン、セリエAで4位に位置し、コッパ・イタリアでは準決勝に進出し、ナポリに負けてはしまったがイタリア・スーパーカップでも準決勝に進出している。その中心選手の1人となっているのがアルトゥールだ。

英『Daily Mail』は、「アンフィールドでの試練を過去のものとするために時間を無駄にすることはなく、フィオレンティーナで印象的なプレイを続けている」と綴っており、ここまでのアルトゥールのパフォーマンスは「セリエAで最高の選手の1人」と称賛している。

アルトゥールは今季公式戦29試合に出場しており、アシストは2となっているが、正確なパスや豊富な運動量でチームに欠かせない存在の1人として活躍。レンタル移籍とはなっているが、このままのパフォーマンスを続ければ、フィオレンティーナが買取OPを行使する可能性も考えられるだろう。

ビッグクラブでは苦戦を強いられたアルトゥールだが、フィオレンティーナでは印象的なプレイを見せ、かつての輝きを取り戻しつつあるようだ。

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