挫折を知る10番のステップアップは時間の問題か マンUレジェンドもその才能を称賛 「トップレベルのチームの一つでプレイできる」

アーセナル戦でも躍動した photo/Getty Images

ビッグクラブが注目する選手に

今シーズン公式戦19試合に出場し3ゴール3アシストをマークしているクリスタル・パレスに所属するイングランド代表MFエベレチ・エゼ(25)。

昨夏にはマンチェスター・シティやトッテナムなどのビッグクラブも獲得に興味を示していた同選手だが、ここまで来るのに多くの挫折を経験している。恵まれた環境で育ったわけではない同選手は9歳の時にアーセナルのアカデミーに合格。しかし、13歳で放出され、その後はフラム、レディング、ミルウォールとアカデミーを渡り歩いた。ミルウォールでもプロ契約を勝ち取れず、4度もユース時代に放出を経験した。

その後、2016年にQPRでプロデビューを飾り、ウィコムへのレンタル移籍も経験し、2020年にクリスタル・パレスへと移籍を果たした。挫折を経験し、ここまで這い上がってきたエゼだが、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるリオ・ファーディナンド氏はエゼの才能を称賛し、近いうちにビッグクラブへ移籍する可能性があると語った。
「彼はユニークな人生を歩んできた。彼はアカデミー生活で失望し、クラブから放出されたこともあったが、新たな道を見つけてこのレベルに到達し、今では国際的な試合でもプレイをするまでになった」

「パレスに失礼だが、この子はトップレベルのチームの一つでプレイできるだろう。彼には輝かしい個人技があり、顔を上げてドリブルができ、他の選手をゲームに引き込む意識がある。彼と対戦する他の選手たちと話をすると、彼はとても掴みどころのない選手で、予測不可能だが、サイズもあり、パワーも備えていると言っている」(『METRO』より)

負けてはしまったが、プレミアリーグ第21節のアーセナル戦でも存在感を発揮し、常に相手の脅威となっていたエゼ。

昨年の11月にパレスと2027年夏までの契約延長を結んだばかりのエゼだが、今のパフォーマンスを続けていれば、ビッグクラブへの移籍を果たすときが来るかもしれない。

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