「ガビがいなければ、バルセロナは魂を失ったかのよう」 バルサにとって大きすぎる19歳の戦士の不在

現在は離脱しているガビ photo/Getty Images

中盤で激しさが不足しているか

スペイン代表のゲームで右膝に大怪我を負ってしまい、長期離脱することになったバルセロナMFガビ。

そこからのバルセロナはイルカイ・ギュンドアン、ペドリ、フレンキー・デ・ヨングを中心に中盤を回してきたが、スペイン『as』はガビ離脱の影響は大きいと指摘する。デ・ヨング、ペドリ、ギュンドアンはいずれもテクニシャンではあるが、ガビは彼らよりもハードに相手を潰せる選手だ。そのアグレッシブさが今のバルサには足りないのかもしれない。

「シャビ率いるバルサはエネルギーを失っている。ガビがいなければ、バルセロナは魂を失ったかのようだ。ガビは自分のエネルギーをチームメイトにも伝染させ、自分と同じようにハードワークすることを要求するタイプの選手だ。さらにミスがあったり、うまくいかなかったりすると怒りを露わにする。たとえそれがロベルト・レヴァンドフスキ相手であってもだ」
「数字も、バルサにおけるガビの重要性を示している。チームは今季リーグ戦の12試合、チャンピオンズリーグのグループステージ3試合を合わせたガビ出場ゲームの計15試合で10勝(66.6%)を挙げている。一方でガビ不在のバルサはリーグ戦6試合で3勝2分1敗、チャンピオンズリーグでは2勝1敗だ。しかもその1敗はアントワープ相手に喫した恥ずべきものだ。ガビがフィールドにいないと勝率は低下し、引き分けと負けの割合は増加する。ガビ欠場時の戦績は合わせて9試合で5勝2分2敗だ」

確かにガビと同じ働きをこなせる選手は少ないか。今月はガビを欠いた中で好調のジローナにも2-4のスコアで敗れてしまい、守備はあっさりと崩壊した。こういうゲームでこそガビが欲しかったところで、中盤でハードに戦えるガビ離脱の影響は大きい。

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