ベリンガム、ホセルだけではない新戦力 レアルでB・ディアスの評価急上昇「怪我人に代わる単なる代替選手ではない」

レアルで結果を出し始めたディアス photo/Getty Images

後半戦へ攻撃のオプションになる

今季開幕より[4-3-1-2]を軸に戦いをスタートさせたレアル・マドリードでは、トップ下の位置でジュード・ベリンガムが圧巻の働きを見せてきた。

その一方で、なかなか見せ場がなかったのがFWブラヒム・ディアスだ。

今夏にレンタル移籍していたミランから戻ってきたディアスも、[4-3-1-2]のシステムならばトップ下が適正ポジションと考えられる。ただ、前述の通りベリンガムが大活躍しているため、なかなか出番が回ってこなかったのだ。
しかし、FWヴィニシウス・ジュニオールの負傷離脱など前線にトラブルもあり、最近はディアスの出番が増えた。ベリンガムとの同時先発もオプションとなり、指揮官カルロ・アンチェロッティの抜擢にディアスも全力で応えている。

12月に入ってからのディアスは、2日のグラナダ戦で1ゴール、9日のレアル・ベティス戦で1アシスト、17日のビジャレアル戦でも1ゴールと活躍。

スペイン『as』は「ブラヒムは、怪我人に代わる単なる代替選手ではなく、それ以上の存在となるべく大きなステップを踏み出した」と最近のパフォーマンスを称える。もうただの2番手選手ではないのだ。

指揮官のアンチェロッティもディアスの成長について、「ミランで過ごした時間は彼に多くの成果をもたらした。守備面でもハードワークしていて、戦術レベルでも最適な状態で戻ってきた。彼はボールが無い状態でも良い位置にいる。彼のようなテクニックのあるタイプのアタッカーがそうした守備の特性を備えているのは珍しい」と称賛する。

怪我人が出たチャンスを上手く活かしており、後半戦へディアスもオプションになることが確認できた。チャンピオンズリーグ決勝トーナメントも始まる後半戦へ向け、ディアスの躍動は大きな収穫だ。

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