「遠藤はもっと速く、より強くならなければ」 C・パレス戦で大苦戦の遠藤航はリヴァプールのアンカー“1番手”になれないのか

クリスタル・パレス戦での遠藤は相手から狙われていた photo/Getty Images

ビルドアップの部分でかなり狙われてしまった

徐々にチームにフィットしている印象もあるのだが、リヴァプールMF遠藤航にとって9日に行われたプレミアリーグ第16節のクリスタル・パレス戦は厳しいものとなってしまった。

先発したこのゲームではクリスタル・パレスから明らかに狙われており、遠藤にボールが入るたび強烈なプレスがかかった。遠藤はそこで何度かボールロストをしてしまい、結局は前半45分間だけで交代することになった。

リヴァプールのような強豪クラブともなれば、アンカーに求められる役割も高度なものとなる。後方からの組み立てでは中央のアンカーを経由して相手のプレスをかわす必要があり、相手のプレスをいなす技術と正確なパス精度が求められる。ここの部分はまだ課題があると言えるか。
英『Liverpool Echo』も遠藤にもっと強くなるべきとメッセージを送っており、まだリヴァプールの中盤で1番手になるには課題が多い。

「クリスタル・パレスにPKを奪われたシーンはファウルの判定で取り消されたが、遠藤はもっと速く、より強くならなければならないし、相手の激しいプレスを予期しておかなければならない。フラム戦とシェフィールド・ユナイテッド戦では好印象を残したが、クリスタル・パレス戦の前半で見せた期待はずれのパフォーマンスにより、リヴァプールにはもう一人新しい守備的MFが必要かどうかという議論が再び始まった」

今季はブライトンより獲得したアレクシス・マクアリスターがアンカーに入ってきたが、マクアリスターのベストポジションがアンカーかは意見が分かれる。それもあり、今季当初よりもう一人守備的MFが必要との声も多く出ていたが、遠藤はここから挽回できるだろうか。

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