クリスマスを終えてプレミア首位に立っているのは? マンチェスター・シティは厳しいか

シティは首位を走ることができるか photo/Getty Images

リヴァプールが最有力か

中断期間が終わり、ここから年始まで一気に駆け抜けるプレミアリーグ。年内最後に首位に立っているのは、果たしてどこなのだろうか。

英『Daily Mail』も予想しているが、王者マンチェスター・シティはやや厳しいと見られている。シティは今後の2週間で、トップ5のチームのうち3つと対戦しなければならない。現在最大のライバルであろうリヴァプール、苦手のトッテナム、好調のアストン・ヴィラが立ちふさがることになり、ドローが2つほどあってもおかしくない。

加えて、シティは日程面で不利だ。昨季のCL覇者でもある彼らはクラブW杯参加のためサウジアラビアへ旅立たねばならず、12月20日に準決勝、勝った場合は22日に決勝戦がある。これにともない18節ブレントフォード戦が延期されたが、この時期の中東への長距離移動は負担以外のなにものでもない。
週末のシティ戦の結果にもよるが、もっとも可能性が高いのはリヴァプールかもしれない。序盤は苦労したリヴァプールだったが、現在チームのコンディションは目に見えて上がってきた。FWモハメド・サラーは早くも二桁得点に乗せ、今季も絶好調だ。FWダルウィン・ヌニェスがいよいよ爆発しそうな予感もある。

シティ、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルと当たるが、アウェイのシティ戦をドローに持ち込むことができれば残りの勝ち点は計算できそうだ。ユナイテッドはケガ人続出に苦しみ、アーセナルはアンフィールドで12年間勝っていない。

アーセナルはアンフィールドで勝てないにしても、残りの試合次第でシティを上回る可能性がある。カギは16節、アウェイのアストン・ヴィラ戦か。ウルブズやルートンなど勝ち点が計算できそうな試合が多く、ここさえ勝つことができればかなりの勝ち点を稼ぐことができる。もちろん、アンフィールドで勝利を挙げることになれば最高のクリスマスとなる。

トッテナムはここからが厳しい。アストン・ヴィラ、シティ、ウェストハム、ニューカッスルの4連戦が過酷で、しかもMFジェイムズ・マディソンほか主力の多くを欠いた状態で戦うことを強いられる。ただ、『Daily Mail』はここを1勝2分1敗と予想した。4連戦を1敗に抑え、さらにクリスマス前のノッティンガム・フォレスト、エヴァートンの2連戦を勝利することができれば、ライバルとそれほど差をつけられることなく新年を迎えることができるかもしれない。

どのクラブにも言えることだが、取りこぼしは厳禁だ。しかし、下位のクラブが上位を食ってしまうのがプレミアの常。ひとつの敗戦が順位を大きく変えてしまうこともあるだろう。ボクシング・デーを終えたとき、順位表がどうなっているだろうか。

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