デ・ヨング獲得失敗からテン・ハーグのプランは狂っていたのか 見えにくいマンUのスタイル

マンUを指揮するテン・ハーグ photo/Getty Images

昨季はカゼミロがヒットしたが……

マンチェスター・ユナイテッド指揮官エリック・テン・ハーグの立場がかなり怪しくなってきている。先日にはライバルのマンチェスター・シティに完敗したが、2日にはEFL杯・ベスト16でニューカッスルに0-3で敗北。マンC戦に続いての3失点完敗で、さすがにテン・ハーグをフォローするのは難しい。

いったいどこで歯車が狂ってしまったのか。今更振り返っても遅いが、英『Football365』は昨夏の市場でバルセロナMFフレンキー・デ・ヨングを獲得できなかったことが最初の躓きと取り上げている。

テン・ハーグはアヤックス時代にデ・ヨングを指導しており、当時のサッカーはほとんどの攻撃がデ・ヨングを経由していた。テン・ハーグ率いるアヤックスにおける心臓だったのだ。
そんなデ・ヨング獲得に失敗したマンUは、代わりにレアル・マドリードからMFカゼミロを獲得。まるでタイプが異なり、当初はパニックバイとの声もあった。

ただ、昨季に関してはカゼミロが大ヒットした。これでデ・ヨング獲得失敗の件はひとまず忘れられたのだが、今季は開幕からカゼミロの調子が上がらない。同メディアはカゼミロの不調でボロが出始めたと見る。

「デ・ヨングを獲得できなかった瞬間に、プランは狂ったのだろうか?昨季のカゼミロは素晴らしかったが、テン・ハーグがデ・ヨングに望んでいたようなプレイはできない」

現在のマンUには、攻守両面で戦術プランが見えにくいとの声もある。テン・ハーグがどうチームを動かしたいのかが分かりづらいのだ。

司令塔ではクリスティアン・エリクセンもいるが、デ・ヨングと全く同じというわけにはいかない。今振り返っても遅いことだが、テン・ハーグに次なるプランはあるか。

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