途中出場で示したB・シウバとアルバレスの “別格感” デ・ブライネ復帰後は混戦を極める中盤争いに新戦力は食い込めるか

ヤングボーイズ戦でも存在感を見せたアルバレスとB・シウバ photo/Getty Images

予想される熾烈なポジション争い

マンチェスター・シティはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第3戦でヤングボーイズと対戦し、3-1で勝利した。

結果的には2点差での勝利を収めたマンCだったが、慣れない人工芝に苦戦したり、ホームの利を活かしたヤングボーイズの勢いもあり、苦戦を強いられた。そんななか、途中出場で別格の存在感を放ったのがMFベルナルド・シウバとFWフリアン・アルバレスだ。

この2人は72分にFWジェレミー・ドク、MFマテウス・ヌネスと代わって投入された。67分にFWアーリング・ハーランドがPKを決めていたため、勝ち越してはいたが、ヤングボーイズの勢いに押されている状況だった。
しかし、B・シウバとアルバレス投入後はビルドアップでも落ち着きを取り戻し、ゲームをコントロールできるようになった。またVARで取り消されてしまったが、アルバレスはハーランドとのコンビネーションからネットを揺らし、B・シウバは右サイドから多くのチャンスを作った。

まさに別格の存在感を見せた2人だが、この試合欠場したFWフィル・フォーデンが右のウイングで出場可能であれば、ロドリと組む中盤の現段階でのファーストチョイスの2人となるだろう。

この試合でスタメン出場を果たしたMFマテオ・コバチッチやヌネスが特別悪かったわけではないが、B・シウバとアルバレスのパフォーマンスに比べると物足りなさを感じてしまう。

さらに新年からはMFケビン・デ・ブライネも復帰予定のため、マンCの中盤争いはさらに激化する。MFカルヴィン・フィリップスはロドリと交代で使われることが多く、2人を併用することはおそらくないだろう。しかし、ロドリはアンカーとして変わらず第一候補であることは間違いない。

残す中盤のポジションをデ・ブライネ、B・シウバ、アルバレス、コバチッチ、ヌネスで争う形となる。またここに、DFジョン・ストーンズやDFリコ・ルイスも中盤での起用の可能性があり、ポジション争いはさらに激化する。

それぞれタイプが違う選手であるため、対戦相手やスケジュールの関係で起用される選手は変わっていくだろう。しかし、ここまでのようにコンスタントに出場できない選手も出てくる可能性が高い。

特に今夏に加入したばかりのコバチッチとヌネスは厳しい中盤のポジション争いでレギュラーに食い込んでいけるのか注目だ。

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