冨安は次節からスタメンにすべきだ チェルシー戦途中出場からのパフォーマンスに英メディアでも高評価連発

なかなか先発のチャンスは与えられないが…… photo/Getty Images

ネットでもスタメンを望む声は多数

プレミアリーグ第9節、チェルシーとアーセナルのゲームは2-2のドローで決着した。チェルシーは前半にコール・パルマーのPK、そして後半早々にミハイロ・ムドリクのクロスが直接ゴールに吸い込まれ、リードを得る。しかし後半は徐々にアーセナルが息を吹き返し、デクラン・ライスとレアンドロ・トロサールのゴールで追いついている。

日本代表DF冨安健洋は、後半開始からオレクサンドル・ジンチェンコに代わってピッチに登場した。チェルシーの右サイドを抑え込んだだけでなく、中盤でビルドアップのつなぎ役となるなど勝利に貢献。惜しいヘディングシュートも放っている。

冨安を投入したことでアーセナルは明らかに安定感を増しており、良いパフォーマンスと言えたのではないか。英各メディアのレーティングでも、冨安に対する高評価が並んだ。
『football.london』ではチームトップタイの「7」を獲得。「1対1の献身的な守備でチェルシーの右の供給ラインをストップ。セットプレイからの空中戦でも脅威を与えた」と評された。『Daily Mail』は得点したライス、トロサールに次ぐ「6.5」を与え、「攻撃から守備への移行時にチームを前進させるのに貢献した」と綴っている。

また、Xで「tomiyasu」と検索すると、多くのファンが冨安のプレイを称え、ジンチェンコに代わる先発を望んでいることがわかる。ジンチェンコはもともとMFであり、守備力そのものには難がある。この試合でも、前半はラヒーム・スターリングやマロ・グストにサイドを制圧されてしまっていた。その点、冨安であれば対面の選手を無力化することができ、しかもピッチ中央に入ってMF化する役割も遜色なくこなせるようになってきた。

ミケル・アルテタ監督は選手をある程度固定する傾向があるため、冨安は次節もベンチスタートとなる可能性が高いだろう。しかし、チェルシー戦での説得力あるパフォーマンスは多くのファンやメディアが認めるところで、チャンスを与えてほしいと思うのは決して日本人の贔屓目ではないはずだ。

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