チェルシーFWマドゥエケはサカに挑戦できるか 課題は得点力にあり「物事はうまくいくと確信している」

チェルシーに加入したマドゥエケ photo/Getty Images

目指すはイングランド代表入り

アーセナルのブカヨ・サカに近づけるだろうか。チェルシーの右ウイングとして期待されるのが、21歳のイングランド人FWノニ・マドゥエケだ。

同じ21歳のサカはイングランド代表とプレミアリーグで主役の1人となっており、今のイングランド代表でサカから右ウイングのポジションを奪える選手は見当たらない。

だが、マドゥエケも以前所属していたPSV時代よりポテンシャルを評価されてきたレフティーアタッカーだ。サカと同じく右サイドからの仕掛けが持ち味で、U-21イングランド代表の常連メンバーでもある。まだA代表デビューはしていないが、チェルシーでのアピールに成功すれば自然と声がかかるだろう。サカ&マドゥエケの2枚体制となれば、イングランドの右ウイングはますます恐ろしいエリアとなる。
マドゥエケの課題は得点力だ。PSVではまずまずの働きだったが、今年1月に加入したチェルシーでは通算16試合で2ゴールと数字が伸びてこない。サカの領域に近づくには、やはり得点力を伸ばすしかない。それは本人も分かっているようで、リヴァプールのモハメド・サラーなど同じレフティーアタッカーたちを参考にしていると語る。

「自分のプレイで改善すべき点の1つとして、ワンタッチゴールが挙げられる。チームのアナリストはムバッペとサラーを参考選手として取り上げているから、僕も彼らのことをよくチェックしているんだ。彼らのボックス内でのポジショニングだったりをね。僕は自分の能力を信じているし、遅かれ早かれ物事はうまくいくと確信しているよ」(英『Daily Mail』より)。

右サイドからカットインしてのゴールはレフティーアタッカー定番のスタイルだが、それだけでは厳しい。ゴール前での動き出しからのワンタッチゴールなど、幅広い得点パターンが必要だ。マドゥエケの場合は182cmとまずまずサイズもあり、それも活かせるようになれば面白い。

将来的にはサカと代表のポジションを争うところまで成長したいところだが、マドゥエケは課題を克服できるか。

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