南野、ゴロビン抜けても3ゴール 若き逸材アクリウシェまで躍動の“超攻撃集団”・モナコにリーグ制覇はあるか

マルセイユ戦ではアクリウシェが大活躍 photo/Getty Images

リーグでもトップクラスのタレントを抱える

今季のフランス、リーグ・アンは荒れている。王者パリ・サンジェルマンがスロースタートとなっており、先日はクレルモン相手にまさかのスコアレスドローに。7試合を戦って3勝3分1敗で5位となっている。

他クラブはこのチャンスを活かせるのか。開幕から飛び出したのは、FW南野拓実が所属するモナコとブレストだ。現在両チームは勝ち点14で並び、モナコが1位、ブレストが2位につけている。

中でも注目はモナコだろう。ここまでリーグトップの18ゴールを記録しており、攻撃陣の層がなかなか厚い。
先日行われたリーグ・アン第7節・マルセイユ戦では好調だった南野、攻撃的MFアレクサンドロ・ゴロビンといった攻撃のキーマンを負傷で欠いたが、それでも3-2で強敵マルセイユを撃破。

勝利の立役者となったのは、21歳の攻撃的MFマグネス・アクリウシェだ。世代別フランス代表にも選ばれているアクリウシェは今季の開幕より出番をもらっており、マルセイユ戦では先発に抜擢。そこで2ゴール1アシストの活躍を見せ、チームの勝利に貢献した。

アクリウシェは今季の開幕戦でクレルモン相手に奪ったゴールがリーグ・アンでのキャリア初得点だったが、早くも3点目。本格的にチームの戦力になろうとしている。

仏『Foot Mercato』もモナコ攻撃陣の豊富さにスポットを当てている。4ゴールを挙げるエースのウィサム・ベン・イェデル、3ゴールと完全復活した南野、攻撃陣を操るゴロビン、さらにアーセナルからはFWフォラリン・バログンが加入した。PK失敗などネガティブな話題もあったが、昨季リーグ・アンで21ゴールを決めている実績は何とも頼もしい。

他にもスイス代表FWブリール・エンボロ、昨季ブレイクした18歳の攻撃的MFエリーゼ・ベン・セギルが負傷離脱している。彼らも復帰すれば、攻撃のオプションはさらに広がっていくだろう。

パリも徐々に調子を取り戻すはずだが、モナコはこのまま首位をキープできるのか。カギは攻撃陣が握っており、攻撃で相手を押し込むアグレッシブなフットボールはファンに希望を抱かせている。

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