市場価値は8500万ユーロまで上昇 26歳迎えたラウタロは完成された“超万能ストライカー”になった

インテルのエースを務めるラウタロ photo/Getty Images

どんなFWとも組める柔軟性も魅力

インテルに加入してから5年。アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、インテルに欠かせないスーパーエースとなった。

ラウタロは2018年に2500万ユーロとされる移籍金でアルゼンチンのラシン・クラブから加入。今の活躍ぶりから考えれば、この移籍金はバーゲンと言っていいだろう。加入当初2500万ユーロだった市場価値も、今や8500万ユーロまで上昇している。

インテルは今夏にFWエディン・ジェコ、ロメル・ルカクを失ったが、代わりにFWマルクス・テュラム、ベテランのマルコ・アルナウトビッチらを補強。ラウタロの頼もしいところは、誰とでも2トップを組める柔軟性があることだ。
ルカクとの2トップも相性抜群だったが、今ではテュラムとのコンビネーションが完成しつつある。自身も開幕からリーグ戦で5ゴールと快調に飛ばしており、今季もセリエA得点王候補の1人だ。

データサイト『WhoScored』は26歳を迎えたラウタロが選手としてピークを迎えたと取り上げているが、弱点の少ない万能ストライカーとして完成の時を迎えているのは間違いない。

アルゼンチン代表としては昨年のワールドカップ・カタール大会で実力を発揮できなかったところもあるが、代表でも50試合に出場して21ゴールとかなりのペースで得点を重ねている。

ストライカーとしてエゴイスティックになりすぎず、テュラムら相棒を活かしながら自身も得点に絡んでいく。それができるラウタロは今のインテルにおける最重要戦力だ。

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