男子チームも“女子選手にキス”のルビアレス会長を非難 モラタら団結し声明「ルビアレス氏の容認しがたい行為を拒否する」

会見に臨んだアスピリクエタ photo/Getty Images

EURO予選に集中したい

EURO2024予選でジョージア代表、キプロス代表と戦うスペイン代表。スペイン代表は女子チームがワールドカップ優勝という快挙を果たすも、表彰式でスペインサッカー連盟会長のルイス・ルビアレス氏がジェニ・エルモソの口にキスをしたとして非難され、この問題はスペインサッカーのイメージをも著しくおとしめている。会見に臨んだ男子チームのアルバロ・モラタ、マルコ・アセンシオ、セサル・アスピリクエタ、ロドリの4選手は声明を読み上げ、EURO2024予選に集中するために団結を呼びかけた。

「何よりもまず、女子代表チームがシドニーワールドカップで優勝したことを誇りに思い、改めて心からのお祝いを伝えたいと思います」

「これはスペインサッカーにとって重要な意味をもつ歴史的なマイルストーンです。貴重な勝利は、数えきれないほどの女性たちにインスピレーションを与えました」
「したがって、私たちは成功を汚された選手たちのために、遺憾の意と連帯の意を示したいと思います」

「私たちは、自らが代表する組織の責務を果たしていないルビアレス氏の容認しがたい行為を拒否したいと考えています」

「私たちは断固として、そして明確に、このスポーツが表す価値観の側に立っています。スペインサッカーは敬意、インスピレーション、包括性、多様性の原動力でなければならず、フィールド内外でその行動をもって規範を示さなければならないのです」

「今日から、EURO2024出場を目指してジョージア戦、キプロス戦の2試合をひかえ、スペインサッカーの未来にとって重要なトレーニングキャンプに臨む。これからの課題の重要性を考慮し、今後はスポーツ面に注力していきたいと考えます」

この騒動の余波なのか、女子代表をW杯制覇に導いたホルヘ・ビルダ監督が解任されるという事態も起きた。ルビアレス氏の振る舞いに世界中から非難が集まりノイズも多いが、男子代表はいつも通りのパフォーマンスを見せたいところだ。

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