「15歳の彼のなかにジダンを見出した」 No.5背負うベリンガムはジダンの後継者となれるのか!?

往年のレジェンドの影が重なる

開幕から唯一の3連勝でラ・リーガで首位に立つレアル・マドリード。中心選手の相次ぐ負傷などネガティブな話題も多いが、開幕からの3試合で4ゴールを挙げた新加入MFジュード・ベリンガムの活躍は、そんな不安も吹き飛ばす輝きを放っている。

かつてレアルの銀河系軍団の中心だったジネディーヌ・ジダンと同じ背番号「5」を背負い、躍動するベリンガム。レアルではあまり英国産の選手が活躍するイメージがなく、マイケル・オーウェンやガレス・ベイルも評価が分かれるところだ。しかしベリンガムは3戦連発のインパクト、自信と落ち着きに満ちたプレイスタイル、マナー良く謙虚なキャラクターで早くもサポーターの心を掴んでいるように見える。

そんな姿に、かつてのレジェンドが重なって見えるのだろう。英『Daily Mail』は、今夏キリアン・ムバッペが来なかったことを誰も話題にしないのは、もっと大きなものを得たのだという感覚があるからだと指摘する。
2018年、まだベリンガムがバーミンガムのユースにいた頃、当時スペイン3部のコルネジャでスポーツディレクターを務めていたアンドレス・マンサーノ氏のエピソードも紹介されている。バーミンガムと協力協定を結んでいたコルネジャのマンサーノ氏は幾度もバーミンガムを訪れていたというが、15歳の選手が見せるあまりにも成熟したプレイに驚き、ジダンを重ね合わせたという。

「彼のなかに、私がもっとも見出したのはジダンだ」

「個性豊かな全地形型ミッドフィールダー。ボールの扱いがとても上手いが、あの羨ましいサイズももっている。私は比較するのが好きではないが、もし尋ねられたらこう答えるだろう。彼は私にジダンを思い出させる」

激しいプレッシャーにさらされても悠々とボールをキープする背番号5の姿。マドリディスタたちは、ついに今季ジダンの後継者を目の当たりにするのかもしれない、そう思わせるだけの魅力が確かにある。

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