第二次ブリティッシュ・コア!? ライス獲得で誕生したアーセナル英国籍選手の超強力スカッド

サカとライスは今季ともに戦うことになった photo/Getty Images

英国人選手たちが充実

ウェストハムからMFデクラン・ライスを1億500万ポンドの移籍金で獲得したアーセナル。着実に補強が進んでおり、新シーズンに向けて期待がふくらむチームのひとつだ。

ライスはイングランド代表でもあるが、チームにはブカヨ・サカ、アーロン・ラムズデールほか代表でのチームメイトも在籍している。さっそく仲のよさそうな写真がSNSなどでもみられるが、ライスがチームに溶け込むのにさほどの時間はかからないだろう。

ここで思い出されるのはアーセン・ヴェンゲル監督時代の「ブリティッシュ・コア」構想だ。ホームグロウン制度が導入されたこともあり、プレミアでは自前の選手を育成することが推奨された。ヴェンゲル氏もジャック・ウィルシャー、アーロン・ラムジー、アレックス・オックスレイド・チェンバレン、キーラン・ギブスら将来性にあふれたイングランドの若き才能を核にチームを構成しようとしていたことがある。それは「ブリティッシュ・コア」と呼ばれていた。
しかし、負傷や他チームへの移籍などが障害となり、ブリティッシュ・コア構想は結局崩れてしまった。しかし、いまアーセナルのスカッドをみると、将来有望なイングランド人選手が豊富に揃っていることがわかる。

すっかりイングランド代表の看板のひとりとなったサカをはじめ、ラムズデール、ベン・ホワイト、エミール・スミス・ロウ、リース・ネルソン、エディ・エンケティア、そして新加入のライス。いずれも未だ将来性があり、ピークを迎えていない選手だ。さらに下の世代にはイーサン・ヌワネリらも控えている。

将来性を加味すればジョン・ストーンズやジャック・グリーリッシュらを擁するシティにも引けを取らない陣容で、まさに“第二次ブリティッシュ・コア”といった様相だ。今後、ミケル・アルテタのチームの中心となっていくだろう彼らには特大の期待がかかっている。

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