今頃レアルでプレイしている予定だった? 5大リーグをコンプリートするかもしれない悩めるオランダの有望株

今季はバレンシアでプレイしたクライファート photo/Getty Images

ローマ移籍から世界各地を転々と

この5年間は迷走の時間と言っていいかもしれない。

各地を転々としているオランダのワンダーボーイといえば、FWジャスティン・クライファート(24)だ。

アヤックスで鮮烈なデビューを飾ったクライファートは、2018年にオランダA代表デビューも経験。パトリック・クライファートを父に持つことでも有名で、当時はオランダの次代を担う存在と期待された。
しかし、クライファートはステップアップで躓いた。最初に選んだ移籍先は、ローマだ。2018年夏にイタリアの名門・ローマ行きを選んだわけだが、そこからはレンタル移籍が続いている。

2020年にドイツのライプツィヒ、翌年はフランスのOGCニース、そして今季はスペインのバレンシアでプレイしており、英『Daily Mail』は現在イングランド・プレミアリーグのボーンマスが関心を示していると伝えている。

現所属のローマの構想に入るかは微妙なところで、ボーンマス行きとなれば5大リーグをコンプリートすることになる。24歳の若さでコンプリートは珍しい事例かもしれないが、あまり喜ぶべきものではないか。

『Ziggo Sport』によると、クライファートは「18歳の時はローマで2年間プレイし、その後はレアル・マドリードへ行こうなんて考えていた」ともコメントしている。ローマ移籍から5年、キャリアのプランは大きく狂っている。

今季はバレンシアでリーグ戦6ゴールと奮闘したが、オランダ代表も長らく離れている。10代で華々しい活躍を飾ったワンダーボーイがその後苦戦するケースはよくあることだが、気付けばクライファートも若手とは呼びづらい年齢に入りつつある。

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