C・ロナウド健在のポルトガル代表は“FW1番手”をどうする B・フェルナンデスが絶賛する21歳の怪物

ベンフィカで活躍するラモス photo/Getty Images

気になる世代交代の行方

5月29日、ポルトガル代表はEURO2024予選へ向けた代表メンバーを発表した。

ここで気になるのは、前線の構成だろう。代表の指揮官に就任したロベルト・マルティネスは、今回のメンバーにも38歳のFWクリスティアーノ・ロナウドを招集している。ワールドカップ・カタール大会終了後よりロナウドの代表キャリアがどうなるのか注目されていたが、このまま来年のEURO2024本選へ一緒に戦っていく考えなのだろうか。

ロナウドがサブの役割を受け入れるとは考えにくく、その場合はロナウドがセンターフォワード1番手となる可能性が高い。ただ、チームにはカタール大会でも活躍したベンフィカFWゴンサロ・ラモスがいる。
21歳のラモスは今季国内リーグで19ゴールを挙げてチームの優勝に貢献しており、代表でもセンターフォワードを任されるにふさわしい選手と言える。

ラモスのクオリティはチームメイトのMFブルーノ・フェルナンデスも絶賛しており、世界最高級ストライカーに育つ可能性があると期待を口にしている。

「ゴンサロはプレミアリーグでプレイするためのすべての資質を備えているよ。もちろんユナイテッドでもね。彼はパワフルだし、プレスも非常に上手い。エリア内でも優れた選手だ。彼には代表チームでも驚かされた。僕だけでなく、チームメイト全員が驚いたんだ。フィジカルも強いし、まだ若いからもっと良くなるだろう。これまでと同じようにハードワークすれば世界最高のストライカーの1人になれる可能性もあるけど、それを証明するには競争力のあるリーグに行かないとね」(ポルトガル『A BOLA』より)。

欧州を離れてサウジアラビアのアル・ナスルでプレイするロナウドを1番手とするのか、伸び盛りのラモスをEURO2024へ軸としていくのか。このあたりは意見が分かれるか。EURO2024予選最初の2試合ではロナウドが先発、ラモスが途中出場となっているが、マルティネスが大ベテランのロナウドと若手をどう融合させていくのか注目が集まる。

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