今シーズン3連覇を達成し、2016年よりマンチェスター・シティの指揮官に就任したペップ・グアルディオラは7シーズンで5回のタイトルを獲得している。名実ともに世界No. 1の監督と言える。
ペップは、2017-18シーズン、2018-19シーズン、2020-21シーズンに続き4回目のプレミアリーグの最優秀監督に選出され、また2018年と2021年に続き、3回目のLMA(リーグ監督協会)年間最優秀監督賞も受賞した。今シーズンも数々の偉業を達成しているペップの様々な記録にシティの公式がフォーカスしている。
数ある記録の中でも、特に注目したいのがペップ・シティが獲得してきた合計勝ち点だ。シティは2016-17シーズン以来、合計勝ち点625ptを獲得しており、2位リヴァプール(575pt)を50pt上回っている。 さらに3位のマンチェスター・ユナイテッド(489pt)、4位のトッテナムとチェルシーは486ptとなっており、シティの勝ち点の凄さがわかる。
またこの勝ち点は1シーズンで、平均89.3ptということになり、驚異的な数字だ。ペップ最初のシーズンは優勝したチェルシーが勝ち点を93とシティの平均を上回るものの、シティが優勝して以降は89以上の勝ち点を1シーズンで獲得したチームはリヴァプール(2018-19、2019-20、2021−22)のみだ。
勝率74%を誇るペップ・シティは来シーズンもプレミアリーグの優勝候補筆頭となるだろう。プレミアでは強さを発揮するシティだが、CLでの優勝はまだない。今季は悲願のCL制覇を含む3冠を目前としている。残り2試合、ペップ・シティが次の段階に進むための試練が待っている。