ついにエヴァートンで輝くとき U-18で《38戦36発》と暴れてきたシムズが11分間で証明した力

エヴァートンでの活躍期待されるシムズ photo/Getty Images

チェルシー戦で得点を記録

昨季に続いて厳しい残留争いに巻き込まれているエヴァートンは、開幕より得点力不足に苦しんできた。現在のリーグ順位は15位となっており、得点数はリーグワースト2位タイとなる22ゴールに留まる。

痛手となったのは、FWドミニク・カルバート・ルーウィンの離脱だ。最近のカルバート・ルーウィンは怪我が続いており、今季もプレミアリーグで1ゴールしか決めていない。

チーム最多得点者はウイングのデマライ・グレイで4ゴールと寂しい状況だが、そんなエヴァートンに期待の若手大型ストライカーが戻ってきた。
今冬にサンダーランドへのレンタル移籍からカムバックした22歳のFWエリス・シムズだ。

191cmのサイズを誇るシムズはエヴァートンのアカデミーで育ったストライカーで、アカデミー時代より大きな期待を背負ってきた。今季レンタル移籍していたサンダーランドでも17試合で7ゴールと結果を残しており、エヴァートンの得点力不足を解消する候補者の1人として冬に戻ってきた。

ここまではなかなか出番が増えなかったが、ついに待望の瞬間が訪れた。

18日にプレミアリーグ第28節でチェルシーと対戦したエヴァートンは、リードを許した終盤にシムズを投入。すると89分、左サイドでボールを受けたシムズはパワフルなドリブルで相手DFを振り切ると、そのままペナルティエリアへ侵入して右足でゴール。チームに勝ち点1をもたらした。

プレイタイム僅か11分と短い中で、シムズは6回のボールタッチで2本のシュートを放ち、得点を決めてみせた。その得点力と馬力には魅力があり、残留へのヒーローとなる可能性もある。

アカデミー時代はU-18のカテゴリーで38戦36発と驚異的な成功を収めていたシムズだが、ついにエヴァートンのトップチームで救世主となるときがきたのか。

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