ファン・ダイクはジョン・テリー&ファーディナンドのレベルに届かない? 今季の不振で評価がダウン

リヴァプールのファン・ダイクは今でも世界最高か photo/Getty Images

ボーンマス戦での対応には疑問も

今季はリヴァプールの戦績が安定しないこともあり、多くの選手が厳しい指摘を受けている。最終ラインを統率するフィルジル・ファン・ダイクもその1人だ。

以前のファン・ダイクは世界最高のセンターバックと絶賛されており、弱点のない完成された選手との評価だった。しかし、今季に入ってから評価が揺れている。

先日にはボーンマス相手に0-1で敗れたが、このゲームでもファン・ダイクの対応には疑問が残る。0‐0で迎えた28分、ペナルティエリア右隅でボールを受けたボーンマスMFダンゴ・ワッタラにファン・ダイクが対応したのだが、あっさりと振り切られてしまったのだ。
ファン・ダイクはワッタラとの距離を詰められず、そのまま右サイドを突破されてクロスを許してしまった。これに走り込んだフィリップ・ビリングが合わせ、結局はこれが決勝点となった。

英『TalkSport』によると、かつてチェルシーなどでプレイした解説のジェイソン・カンディ氏はファン・ダイクを元チェルシーDFジョン・テリーや元マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンドとは比較できないと批判。今季のパフォーマンスに納得していない。

「多くのメディアがファン・ダイクを称賛していると思うし、彼が素晴らしいセンターバックなのは確かだ。だが、ミスが多すぎる。彼はリヴァプールで良い18カ月を過ごしたと思うし、怪我の影響があったことも理解している。でも、ボーンマス戦の失点は怪我の問題ではない。右サイドで相手から離れ、立ち止まって状況を判断しているように見えたが、理解できない。彼をテリーやファーディナンドと比較する声もあるが、そのレースには加われないよ」

ファン・ダイクといえば1対1の冷静な対応が評価されてきたが、最近はその評価も下降気味だ。失点はDFだけの責任ではないが、ボーンマス戦での対応には問題があったか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ