“193cm”の新星大型FWはもうレアルの救世主に バルサ崩しへベンゼマ&A・ロドリゲスの2トップもありだ

アトレティコ戦ではゴールも決めたロドリゲス photo/Getty Images

デビュー早々から特大のインパクトを残している

過去のクラシコではなかなか見られなかった光景だが、2日に行われたスペイン国王杯・準決勝1stレグのレアル・マドリードVSバルセロナはレアルが一方的にボールを保持する展開となった。

最終的にはアウェイのバルセロナが1-0での勝利を収めることになり、レアルはバルセロナの堅守を崩すことができなかった。

当然2ndレグでは反撃に転じなければならないが、バルセロナの守備をどう崩すのか。
レアル専門メディア『Managing Madrid』が期待をかけるのは、デビュー間もない18歳の大型FWアルバロ・ロドリゲスだ。

ロドリゲスは1stレグでも終盤に出番を得ていたが、最近のレアルは得点が欲しい場面でロドリゲスを投入するケースが増えている。2月25日のアトレティコ・マドリード戦ではヘディングから同点ゴールを決めるなど結果も出しているため、指揮官カルロ・アンチェロッティの中で信頼できるオプションとなりつつあるのだろう。

特に今のレアルはセンターフォワードの層が薄く、高さの武器がない。193cmのロドリゲスはそれを補える存在で、同メディアはバルセロナとの2ndレグでロドリゲスの高さを活かすべきとの考えだ。

面白いのはカリム・ベンゼマと2トップを組ませるパターンか。メインシステムは[4-3-3]だが、得点を奪いにいくならば2トップも悪くない。アンチェロッティもその可能性を口にしている。

「ロドリゲスにはクオリティがある。プレイすべきと思えば、彼を送り出すだろう。私は年齢では判断しない。彼はベンゼマと一緒に4-4-2でプレイ可能だ。良いデュオになる可能性がある。ベンゼマは周囲を動けるからね」

1stレグではバルセロナがMFペドリ、FWロベルト・レヴァンドフスキといった一部主力を欠いていたため、アンチェロッティは積極的に前からプレスをかける戦いを選んでいた。これにバルセロナが苦しみ、思うようにボールを持てない展開となったのだ。

2ndレグでもレアルは同様のスタイルを選んでくるはずだが、フィニッシュの部分を強化すべく早い時間からロドリゲスに頼るのも悪くない。18歳の大型ストライカーがいきなりスターとなるのか。シーズン終盤での起用法が楽しみだ。

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