ペップも驚いた異常なまでの向上心 トッテナム戦“沈黙”のハーランドがケインから学ぶべきことは

ここからどのような進化を遂げていくのか photo/Getty Images

良くも悪くもハーランドが最大の得点源となっている今季のシティ

加入1年目ながら、すでに公式戦27試合に出場して31ゴールという結果を残しているマンチェスター・シティのFWアーリング・ハーランド。残念ながら6日に行われたトッテナム戦では沈黙してしまったが、まだまだここから進化していく可能性がありそうだ。
 
昨年夏にドルトムントからシティへと移籍し、新天地でもすぐさまセンターフォワードの定位置を掴んだハーランド。プレミアリーグだけでもすでに25ゴールを決めており、16ゴールで2位のFWハリー・ケインを大きく突き放して得点ランク首位に立っている。
 
英『Daily Mail』によると、ハーランドはまだまだ成長することを望んでいるようで、シティ指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督は6日のトッテナム戦前にハーランドについてこのように言及していた。
 
「アーリングの特性で最も驚いたのは、彼が多くの部分でまだまだ向上できるということを自覚している点だ」
 
「彼がハリー・ケインを参考にしていることは間違いないと思うし、ケインだけでなく他の選手も見ているはずだ」
 
「アーリングには『もっとうまくやれる』という意志があるし、彼くらいの年齢(22歳)であればそれが一番の信念になる。そうでないとつまらなくなってしまう。歩みを止めない限り我々は向上することができるし、我々の人生にはそれしかないんだ。絶対に止まってはいけない」
 
トッテナム戦のハーランドは、シティの先発メンバーの中で最低となるタッチ数27で終わり、シュート数も0本とほとんど存在感を発揮することができなかった。一方、ハーランドが参考にしているはずのケインは、少ないチャンスをものにして決勝ゴールをあげ、チームに勝利をもたらしている。
 
もしハーランドがケインのようにチャンスメイクもできるようになれば鬼に金棒かもしれないが、ケインから学ぶべきはどちらかと言うとこういった勝負強さの部分だろう。シティはここからチャンピオンズリーグの決勝トーナメントも戦っていくことになるが、チームを悲願のCL制覇に導く“決定的な仕事”もハーランドには期待したいところだ(データは『SofaScore』より)。

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