化け物目指す田中碧と、古都のネイマール 独2部で“市場価値TOP10”に入る2人のサムライの未来

W杯でも活躍した田中は次のステップへ進みたい photo/Getty Images

そろそろドイツ1部で見たい2人

昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会ではグループステージ最終節のスペイン戦で決勝ゴールを記録するなど、日本代表のベスト16入りに大きく貢献したMF田中碧。次の2026年大会へ向けて更なるレベルアップが期待されるが、まず気になるのはドイツ2部からのステップアップだ。

田中は2021年に川崎フロンターレからドイツ2部のデュッセルドルフへとレンタル移籍し、翌年には100万ユーロでデュッセルドルフが完全移籍へと切り替えた。今季は主力として活躍を続けており、ワールドカップ効果もあって市場価値は250万ユーロまでアップしている。これはチームではNo.1の数字で、ドイツ2部全体では8位タイだ。

田中は3年半後のワールドカップへ向けて「化け物になりたい」と口にしており、そのためにも5大リーグの1部でプレイしたい。今夏にもステップアップが期待される。

ドイツ1部でも結果を出していた奥川 photo/Getty Images

さらにドイツ2部ではもう一人。アルミニア・ビーレフェルトで奮闘するMF奥川雅也(26)も気になる存在だ。奥川の場合は昨季まで1部でプレイしていたが、アルミニア・ビーレフェルトが降格。今季は2部での戦いを強いられているが、昨季も1部で8ゴール1アシストを記録するなど結果は出ていた。市場価値は田中をも上回り、ドイツ2部で4番目に高い400万ユーロと評価されている。昨季の実績を考えても1部で戦える選手だろう。

しかもアルミニア・ビーレフェルトは今季2部でも17試合を消化して5勝のみと大苦戦しており、現在の順位は18チーム中16位だ。1部昇格への希望は断たれたと言える。

それでも奥川は3ゴール6アシストとまずまずの結果は出しており、中断期間に入る前の11月の3連戦で3アシストを決めるなど調子は上げていた。一部では森保ジャパンに招集してみるべき選手との声もあり、年齢的には十分3年半後のワールドカップを目指せるはず。

近いうちに田中と奥川の2人が揃ってステップアップできれば言うことなしだが、ドイツ2部でアピールを続ける2人のサムライは今後どこへ向かうのか。

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