冨安がブライトン戦に向けたトレーニングに復帰 三笘対冨安の日本人対決が期待されるも……

アーセナルのトレーニングに復帰した冨安健洋 photo/Getty Images

万全の状態で向き合う2人が見たい

イングランドのプレミアリーグは年末年始に試合が集中している。ボクシングデーのゲームを終えたばかりだが、早くも第18節が迫ってきている。

注目カードはブライトン対アーセナルのゲームだろう。今季好調なチーム同士の対戦であり、もしアーセナルが敗れることになれば、2位マンチェスター・シティとの差が埋まる。

このゲームは日本人目線で見ると、さらに盛り上がる。日本代表が両チームに在籍しているからだ。ブライトンには三笘薫が、アーセナルには冨安健洋がいる。
英『football.london』によると、負傷で戦列に戻れていなかった冨安がトレーニングに復帰したという。ウェストハム戦ではメンバー入りしていなかったが、ブライトン戦には間に合うようだ。

英『SussexLive』では三笘対冨安の日本人対決に大きな期待を寄せている。三笘はブライトンでは左サイドハーフで起用されており、冨安のアーセナルでの定位置は右サイドバックだ。そのため両者がピッチに立てば、向かい合うことになる。

三笘は現時点で日本の中で最も突破力のあるドリブラーで、対する冨安は日本の中で最もそういったドリブラーに強さを見せることができる。

ただ気になるのは冨安の状態だ。昨季の終盤からハムストリングの怪我に悩まされており、参加したFIFAワールドカップ・カタール大会でも万全な状態ではなかった。しかも三笘のような俊敏性のあるドリブラーと対峙するのは怪我の再発のリスクが高く、そこをミケル・アルテタ監督はどう考えているのだろうか。

そう考えると、アーセナルの右SBの先発はベン・ホワイトが濃厚だ。ウェストハム戦でも先発しており、安定感を見せて勝利に貢献した。冨安に出番が与えられたとしても終盤になるだろう。

三笘対冨安は日本中が見つめる一戦となりそうだが、冨安の状態を考えると、今出てくるとは考えにくい。両者ともに所属チームでの状況は悪くなく、今後もブライトン対アーセナルは組まれることになる。楽しみはそれまで取っておいたほうがいいかもしれない。

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