カンテ、ジョルジーニョの後釜はイングランド代表MF? ウェストハムは3度の新契約提示も選手を納得させることはできず

チェルシー行きの可能性があるデクラン・ライス photo/Getty images

問題は高額な移籍金か

今夏の移籍市場ではカリドゥ・クリバリ、ウェズレイ・フォファナ、マルク・ククレジャ獲得と、一気に守備陣にテコ入れを行ったチェルシー。ライプツィヒのヨシュコ・グバルディオルやモナコのブノワ・バディアシルが獲得候補に挙がっており、守備陣の強化はまだまだ続きそうだ。

そんなチェルシーには守備陣以外にも補強すべきポジションがあり、それが中盤である。これまでチームを支えてきたエンゴロ・カンテとジョルジーニョが契約満了でチームを離れる可能性がある。ジョルジーニョは残留が濃厚とされていたが、英『The Athletic』は今季限りで退団することになると報じている。

チェルシーはダブルボランチを採用することが多く、カンテとジョルジーニョがチームを去れば戦力ダウンは免れない。マテオ・コバチッチはいるものの、その相方がルベン・ロフタス・チークでは物足りない。
米『ESPN』によると、チェルシーは来夏ウェストハムからデクラン・ライスを獲得するようだ。以前からチェルシーはライスを追っており、獲得となれば念願の補強となる。ウェストハムはライスに3度新契約を持ちかけたようだが、ライスはCLでのプレイを望んでおり、残留させることはできなかった。ライスとウェストハムの契約は2024年の6月末まで残っている。ライスはユース時代にチェルシーでプレイしており、移籍となれば古巣復帰となる。

ライスは守備的MFとして高く評価されており、カンテがチームを離れることになってもこのライスが中盤にいれば、守備強度は保たれる。カンテと違って188cmとサイズがあり、ロングボールへの対処は以前よりもレベルが上がる。

問題はウェストハムがライスをいくらで売却するかだ。市場価値は8000万ユーロとされているが、23歳の若さ、イングランド国籍、実力を考えれば1億ユーロにまで値段が上がってもおかしくない。

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