“U-21最強”のストライカー? 決定力のあるFWとはロドリゴのような選手を指す

レアルで着実に結果を出すロドリゴ photo/Getty Images

短い時間でも結果を出せる勝負強さ

決定力のある選手の定義は難しいが、レアル・マドリードで活躍する21歳のFWロドリゴ・ゴエスはその要素を持ったストライカーと言っていいのではないだろうか。

ロドリゴの特長として、途中出場からでも決定的な働きができることが挙げられる。今季もバルセロナとのクラシコに5分間だけ出場したが、その5分でPKをゲット。それを自ら沈めるなど、短時間でインパクトを残してくれる。

敗れはしたが、25日に行われたライプツィヒとのチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でもPKから得点を記録。これらの実績から、スペイン『MARCA』はロドリゴを『U-21の中で最も決定力のある選手』と称えている。
2022年に入ってからのロドリゴは、クラブと代表を合わせれば14ゴール9アシストの数字を残している。5大リーグでプレイするU-21プレイヤーの中ではトップの得点関与数とされており、今何かと話題のナポリFWクヴィチャ・クワラツヘリア(21)をも上回る。

元より同じレアルでプレイするブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールより得点感覚は高いと言われてきたが、その評価は間違っていない。センターフォワードとして計算できる選手で、カリム・ベンゼマの後継者と判断しても問題はないはずだ。

ヴィニシウスも左ウイングとして完成の時を迎えており、レアルにとってこの若きブラジル人FWコンビ獲得はクラブ史に残る大成功と言える。ヴィニシウスが今後世界最高のウイングになるとすれば、ロドリゴは世界最高のセンターフォワードになるかもしれない。

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