今季のフランクフルトの攻撃の中心は間違いなく鎌田大地であり、4ゴール2アシストとリーグ戦ですでに6得点に関与している。開幕から3戦勝ちなしと苦しい状況が続いたが、直近のリーグ戦では3勝1敗と盛り返している。
そんなフランクフルトで鎌田と共に攻撃面で存在感を示しているのがデンマーク代表のイェスパー・リンドストロムだ。22歳と若いアタッカーであり、昨季の夏からドイツでプレイしている。鎌田と同じく攻撃的なポジションで起用されており、昨季は29試合で5ゴール4アシスト、今季は6試合で1ゴールだ。
英『90min』によると、そんなリンドストロムはブンデスリーガの新星として欧州で注目を集める存在に成長しているようだ。アーセナルはデンマーク代表MFに関心を寄せているクラブの一つであり、このまま印象的なプレイを続ければ1月にステップアップする可能性があるという。
リンドストロムは推進力のあるドリブルと狭いエリアでもボールを失わないテクニックを持っており、パスセンスも高い。昨季のフランクフルトで最もチャンスを生み出していたのはユヴェントスへ移籍したフィリップ・コスティッチ(ビッグチャンスクリエイト16回、キーパス88本)で、その次がこのリンドストロム(ビッグチャンスクリエイト8回、キーパス47本)だ。ボックス外からの強烈なミドルシュートも武器の一つであり、成長中を続けている。同紙によるとフィジカルコンタクトを自身の弱点とリンドストロムは考えており、ジムで体を鍛えることで改善を目指しているという。
ポジションはサイドアタッカーやシャドーであり、定まっていない。アタッキングサードであればどのポジションでもプレイすることができ、ウイングでも戦えると本人が語っている。
獲得の噂が出ているアーセナルであれば、両サイド、もしくはトップ下での起用が期待できる。トップ下はマルティン・ウーデゴーとファビオ・ビエイラの2人がいるが、サイドは手薄であり、シャフタール・ドネツクのミハイロ・ムドリクが候補に挙がっていた。
UEFAネーションズリーグを戦うデンマーク代表に招集されているリンドストロム。22歳と若く、今後はプレミアリーグの舞台で戦うことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。