“C・ロナウド2世”の姿が見えてきた? ミランのエース・レオンがインテル戦で決めたゴールは普通じゃない

ミランで活躍するレオン photo/Getty Images

ドリブルのキレは異常なレベルにある

近年のポルトガルサッカー界からは次々と有望な若手アタッカーが登場しており、クリスティアーノ・ロナウド2世と呼ばれる者も数名いた。現在アトレティコ・マドリードで活躍するジョアン・フェリックスもその1人だ。

ただ、スケール的にはミランFWラファエル・レオンこそロナウドの後継者にふさわしい選手なのかもしれない。

レオンも以前からロナウドと比較されてきたが、ここ1、2年で本格的に覚醒してきた印象がある。昨季は11ゴール8アシストを決めてミランのスクデット獲得に貢献すると、今季も開幕5試合で3ゴール2アシストと好調だ。
特に先日行われたインテルとのダービーマッチで決めた2点目は圧巻で、ドリブルでインテル守備陣を簡単に崩してネットを揺らしてみせた。

伊『Gazzetta dello Sport』はあのプレイを一部の選手にしか出来ない芸当と評価し、クリスティアーノ・ロナウドと同じハングリーさがあれば面白い選手になるとの見方を示す。

「彼の2点目は一部の選手にしか出来ないプレイだ。スピード、ボールコントロール、複数の選手をかわすドリブルの能力。もし彼にロナウドと同じ飢えがあれば……」

インテル戦での2点目は足首の切り返しだけで相手DFの逆を取り、一気にスピードでぶち抜く衝撃のゴールだった。188cmと背が高く、リーチが長い。そこに足下の柔らかい技術がプラスされているため、レオンからボールを奪うのはかなり難しい。身体能力を含めポテンシャルは抜群だ。

同メディアは一貫性が必要と指摘しており、そこは23歳のレオンにとっての課題となるだろう。しかし世界最高のアタッカーになるだけの可能性は秘めており、すぐにでもポルトガル代表のエースになれるかもしれない。今年のワールドカップでも見たい選手で、ロナウド2世としての期待は確実に高まっている。

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