レアルがクラブ史稀に見る“フィジカル軍団”に? リュディガー、チュアメニら揃うファイターたち

新戦力リュディガー&チュアメニも身体能力は高い photo/Getty Images

今のレアルにはエネルギーと粘り強さがある

リーグ開幕前に行われたフランクフルトとのUEFAスーパー杯も危なげなく2-0で制し、リーグ戦も開幕から2連勝。レアル・マドリードは今季も順調なスタートを切っている。

中でもスペイン『MARCA』が注目したのは、フィジカル面だ。

以前からフィジカル勝負を苦手としていたわけではないが、今のチームには身体能力の高い選手が揃う。今夏に加わったDFアントニオ・リュディガーもスピード、パワーを併せ持ち、セルタ戦では試合の終盤に前線へ攻め上がるダイナミックな走りを披露した。テクニックというよりは、落ちない運動量とスピードに驚いた人も多いはず。
まだカゼミロとの比較は早いが、モナコから加えたMFオーレリアン・チュアメニもパワーがあり、同じフランス人MFエドゥアルド・カマヴィンガも身体能力は高い。ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデは永遠と走り続ける運動量を備えており、3人ともテクニックよりフィジカル面が目立つ選手とも言える。

右サイドバックのダニエル・カルバハルもコンディションが安定している時は90分はもちろん、延長の120分でも走り抜く運動量を持つ。

同メディアは、「120年の歴史の中でこれほどパワーを備えたチームは滅多になかった」と今のレアルのフィジカル面を称賛する。そこにFWカリム・ベンゼマ、MFトニ・クロース、ルカ・モドリッチといった選手たちが特別なクオリティをプラスすることができ、また彼らもエネルギーのある選手だ。特にモドリッチは疲れ知らずのテクニシャンでもある。

昨季はチャンピオンズリーグでも延長戦にもつれ込む接戦があったが、レアルは走り負けなかった。ただ上手いだけのチームではなく、試合展開によっては泥臭く粘る戦いにシフトできるのも今のチームの強みか。その強みはリュディガーとチュアメニを加えた今季も変わらない。豊富な経験値からくる試合の読み、最後まで走り抜くエネルギーなど、今季もレアルは対戦相手を大いに苦しめるだろう。

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