“サッカーを楽しむな”と教えるコンテ トッテナムで伸び伸びプレイするクルゼフスキに勝ちへの執念を植えつける

コンテ監督について話したクルゼフスキ photo/Getty Images

開幕から好スタートを切ったコンテ・トッテナム

プレミアリーグ開幕3試合を2勝1分の好成績で終えたトッテナム。チームの主力として活躍するMFデヤン・クルゼフスキは、アントニオ・コンテ監督の勝利への執念について明かしている。

シーズン途中に指揮官へ就任したコンテ監督の手腕などもあり、昨季はリーグ戦を4位で終えることができたトッテナム。今季は2019-20シーズン以来となるチャンピオンズリーグを戦うこともあり、MFイヴァン・ペリシッチやFWリシャルリソン、MFイヴ・ビスマといったタレントたちを計6人チームに加えた。

ここまでは先発出場を果たした選手こそペリシッチのみとなっているものの、リシャルリソンやビスマ、DFクレマン・ラングレといった新戦力が早速出番を得ている開幕3試合。サウサンプトンから4-1、ウォルバーハンプトンから1-0の勝利を収めており、強豪チェルシーとの一戦も、試合終了間際のFWハリー・ケインのゴールで追いつき、なんとか2-2の引き分けで試合を終えている。

英『Daily Mail』によれば、トッテナムを昨季以上の結果に導くことが期待されるコンテ監督に対し、開幕3試合全てに先発出場しているクルゼフスキが、彼への印象を明かした模様。『Sky Sports』のインタビューで、このようなコメントを残したという。

「彼はいつも、楽しむな、楽しむなって言うんだ。君は楽しむためにここにいるんじゃない。試合に勝つために、ゴールを決めるために、攻撃するために、パスを出し過ぎないためにここにいるんだ、と僕に伝えてくる。彼は唯一、勝つことだけを求めているんだ」

「彼は勝者だから、とにかく勝ちたいんだ。このような人は見たことがないし、彼がいてくれて本当によかったと思う」

「あんなに勝利に執着している人は見たことがないし、彼は僕とチームを次のレベルへと導いてくれるだろう」

1月にユヴェントスからローンで加わり、すっかりトッテナムの右ウイングに定着したクルゼフスキ。移籍から約半年でリーグ戦5ゴール8アシストと立派な成績を残しており、2022-23シーズンもすでにサウサンプトンとの開幕戦で1ゴール1アシストを記録している。

それでも、プレシーズンからトッテナムの一員としてプレイする今季は、1年を通しての活躍が求められる。勝利にこだわるコンテ監督の下、22歳のクルゼフスキはさらなる飛躍を遂げることができるか。

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